予想の方は全くの空振りに終わりましたが、後から
いろいろ検証してみると、非常に不思議なレースに
なってしまっていたことが判明しました。
まず、レースラップが
12.3-10.4-12.3-12.2-11.4-12.5-11.9-11.5-11.8-12.1
番手のプロヴィナージュが中盤で逃げたエアパスカルを
突っついたために5F目に一度11秒台に戻り、6F目で
12秒台に落ちますが、エアパスカルが失速した7F目から
すぐまた再びレースが動き、結局ここからは前残り。
前後半のラップが58.6-59.8ですから、これだけを見れば
前傾ラップのハイペースに見えますし、レース直後は私も
「スタミナが要求される流れになって、切れ味勝負の人気馬が
持ち味を発揮できず」と判断しました。
が、この日の馬場差を考えてみると、恐らくは中距離換算で
1.8〜2秒近いバイアスがあったはずで、そう考えれば5Fの
通過タイムは決してハイペースではなく、平均ペースから
ややスロー気味。そこで中間に変則ラップがあったために
後方待機の組が「置いてきぼり」を喰らった展開になって
しまったと考えられます。
早打ちでは「開幕週としては時計がさほど速くない芝になっていた」
と書きましたが、2週目の時計の出方は、天候の影響か、芝を
刈ったためか、時計は開幕週よりも明らかに速くなっていました。
恐らくは0.5秒くらい上がっていたはずです。
これにより、過去の秋華賞にはあまり見られなかったパターンに
陥りました。何故、このペースで差し馬が壊滅になったか?
考えられる原因としては・・・
・あまりの高速馬場に、各鞍上がハイペースだと判断を誤り、
逆に仕掛けが遅れた。
・それに伴い有力馬の大半(有利なはずの外枠勢は特に)は
後手後手に回り、コースロスを強いられた。
・実質は平均よりスローとは言えど、実際の時計は速かったため
追いつこうとする各馬の走破スピードの限界値を超えてしまった。
つまりは、やはり全体のレヴェルがかなり低かった。
・途中からハナを切ったプロヴィナージュ(3着)がノーマークだったため
捕まえに行こうとする馬がおらず、逃げ粘りを許した。
・・・などが考えられます。何にしても極めて珍しい展開であり、
だからこその1000万馬券なんでしょうが・・・。
勝ち馬と2着馬については早打ちにも書いた通り、能力的には
上位に来ておかしくない馬と評したものの、スローで包まれた時に
不安のある枠順ということで嫌った馬。それがイン不利どころか
イン有利の展開になって、しかもコースロスなく立ち回れたために、
2頭とも力を出し切れていました。
まあ、この2頭については別に不思議はなく、展開次第で来られても
仕方ない考えていたので諦めもつきます。むしろ、当日のオッヅを
見てみれば不当に低い評価になっており、狙いは十分に立つ馬たちでした。
問題はやはり3着馬でしょう。さすがにこの馬だけは即消しで
全く構わないと思っていたので、全てが上手く行ったにしても、
これを交わせなかった他馬はやはり不甲斐なかったと言えます。
ただ、この馬の戦歴をよくよく見てみると、過去に芝を走ったのが
1回だけで、それが重賞(ラジオNIKKEI賞)での9着。この着順に
惑わされてしまった方が私も含め99%以上だったのでしょう。内容を
吟味してみれば、荒れ馬場の福島で牡馬相手に先行して0.5秒差、
決して悪い内容ではありません。
つまり、この馬にとって時計の速い芝でレースをするのは今回が
初めてだったということです。この可能性を見落とし、芝実績不足と
見なしての即消しは、我ながらヤキが回ったもんだと痛感します。
血統的にはサンデー肌にフレンチですから、初の高速芝で
潜在能力の持続スピードを発揮できたと考えるしかありません。
にしても、ダートでのユキチャンとの差を見た限りでは、これが
たとえ芝に替わってもその差がひっくり返ることは殆どないだろうと
タカをくくっていたのは大失策でした。これも今年に入っての
研究不足の為せる業でしょうか。
言い訳のしようもない空振りですので、もうこれ以上は語るのを
やめにしておきます。ですが、ひとつ困ったことは、3歳牝馬が
今後古馬と激突するにあたって、どの馬にどんな評価をしておけば
いいのか、未だに決着がついていない点です。全体としては
古馬>3歳馬で間違いないとは思うのですが・・・。
そして、続く今週は主役不在のレース。先週が「混戦」なら、
今週は「難解」です。
木曜夜現在、日曜の京都は曇り時々晴れ。降水確率30%で
良馬場(〜稍重)想定です。
11R 第69回 菊花賞(GI)
サラ系3歳 オープン 牡・牝(指定) 馬齢 3000m 芝・右 外
1-01 フローテーション(牡3、藤岡佑介・橋口弘次郎)
1-02 ノットアローン(牡3、横山典弘・橋口弘次郎)
2-03 アグネススターチ(牡3、赤木高太郎・大根田裕之)
2-04 メイショウクオリア(牡3、角田晃一・西橋豊治)
3-05 ナムラクレセント(牡3、和田竜二・福島信晴)
3-06 ロードアリエス(牡3、鮫島良太・藤原英昭)
4-07 ドットコム(牡3、岩田康誠・戸田博文)
4-08 スマートギア(牡3、武豊・佐山優)
5-09 マイネルチャールズ(牡3、松岡正海・稲葉隆一)
5-10 スマイルジャック(牡3、小牧太・小桧山悟)
6-11 ミッキーチアフル(牡3、幸英明・音無秀孝)
6-12 ヤマニンキングリー(牡3、柴山雄一・河内洋)
7-13 シゲルフセルト(牡3、川島信二・川村禎彦)
7-14 オウケンブルースリ(牡3、内田博幸・音無秀孝)
7-15 ベンチャーナイン(牡3、武士沢友治・小桧山悟)
8-16 ホワイトピルグリム(牡3、川田将雅・鮫島一歩)
8-17 ダイシンプラン(牡3、安藤勝己・松田博資)
8-18 ダイワワイルドボア(牡3、北村宏司・上原博之)
「長距離血統/実績」「鞍上」「内枠有利」「淀実績」が重要なレース
ということで、ここ数年はそれに則って予想をしていれば大抵は
穴馬券をせしめることができたのですが、このメンバーに限って言えば
どうもそれすら当てはまるようにも思えないほど、走ってみなければ
分からない連中ばかりです。
とはいえ、拠りどころは従来の視点しか持ち合わせていませんし、
あまり深く考えてもどうにもならなそうな感じですので、時間もない中
今回はサクサクっと選んでいきます。
ダービーで逃げ損なったアグネススターチが今回こそは飛ばし気味に
いくと思うので、長距離適性は重視しました。
消し馬から。
Fドットコム。鞍上怖いが2000を超えるとパフォーマンスが急激に落ちます。
Pダイシンプラン。こちらも鞍上怖いが、タイキシャトル×デヒアを15Fでは・・・。
Lシゲルフセルト。準OP勝ちはメンバー中実績一番。しかし、いくら父が
ステゴでもBMSバクシンオー、これはどうなんでしょう?
Iスマイルジャック。ハマれば相当強いと思います。でもある程度は
人気する上に、あの掛かり癖では・・・。人気しなければ買いというのは
ダービー時と同じです。
Kヤマニンキングリー。やっぱりデジタル産駒も2000まででしょうかねえ・・・。
Eロードアリエス。京都新聞杯2着、怖い厩舎でもあり、先週までは
「今回はこれかなあ?」と思っていましたが、鞍上を見てやめました。
Hマイネルチャールズ。ええ、もちろん強いと思います。勝たれたら仕方ないと
諦めますが、前走得意の中山で勝てなかったのが引っかかって。
Jミッキーチアフル。穴としては面白そうなんですが、どうもワンパンチが
重賞では足らないような気が。ペース次第では来てもおかしくないと思いますが、
長距離戦での鞍上がやや割引きでしょうか。
・・・ああ、この段階でもう消したい馬がいない・・・。
でも、もう少し減らさないことには馬券になりませんし。
Dナムラクレセント。結構臭い・・・と思うんですけど、ここまでの3勝が
全て小倉で、そのあたりがどうなんでしょう。阪神や京都の重賞でも
大きく負けているわけではないですし、母方の古い血脈が生きてくれば
距離延びて・・・っていうことがあってもおかしくはないんで。
Oホワイトピルグリム。前走が古馬相手の重賞、こういう馬は上に書いた
プロヴィナージュを見るまでもなく怖いんですが、良績がローカル小回りのみ、
枠順も含めて消すことにします。
Nベンチャーナイン。前走を見てこの馬から、という人もきっと多いでしょう。
ただ、人気するんであれば、それほど信頼したくないです。SS×Lyphardは
淀では当然狙いたくなる血統なんですが、「いかにも狙い目」っていうムードが
逆にイヤです。
ここまでで残り7頭。
@フローテーション
Aノットアローン
Bアグネススターチ
Cメイショウクオリア
Gスマートギア
Mオウケンブルースリ
Qダイワワイルドボア
この中から軸を見つけようと思いますが、正直言って今回ばかりは当日まで
待ってから決めたいのが本音です。が、とも言ってられないので、今日の
段階での基本方針を。
@フローテーション。リアルシャダイが入っている馬は、菊では消せません。
ただ、この馬も「いかにも感」が強過ぎて、軸にはしたくないです。
Aノットアローン。血統的には消し。ただ、横典が乗っている馬は、
菊では消せません。
Bアグネススターチ。前走2400mの古馬1000万下勝ちなら馬券圏内の
資格はあるでしょう。ましてサンデーとNever Bend系なんていう菊御用達血統の
しかも逃げ馬とくれば、怖くて外せません。
Cメイショウクオリア。京都新聞杯勝ち馬で、前走惨敗となれば、誰でもが
ファストタテヤマを連想しますね。02年菊ではヒシミラクルにグリグリの◎を
打ちながらタテヤマがヌケでやられたんで、入れておきましょう。少なくとも
前走はかなりの余裕残しでしたし、これで負ければ能力不足ということで。
Gスマートギア。前走1800m戦の馬は基本的には消しですが、脚力なら
メンバー中屈指。淀で勝ち鞍があり、BMSがNever Bend系。それほど
人気にはならずに武豊鞍上。プラスマイナスして買いでしょうか。上の
アグネススターチもそうですが、今年はちょっとマイナー組のサンデー系が
何となく来るような気もしているので・・・。
Mオウケンブルースリ。脚力はメンバー中1番。夏前に新潟で逸走した
未勝利戦(5着)と、次の中京での未勝利勝ちを観た時に、「もし菊花賞に
出て来たら、春の実績馬を差し置いてこの馬に◎じゃ!」と思っていた馬です。
ですが・・・まさか1番人気になるまでに知れ渡ろうとは。実績上位馬の回避で
押し出された1人気になる条件馬・・・これは軸には絶対取りたくないタイプ。
もしブッコ抜いて勝ったら、「ああ、やっぱり強かった」で終わり。
Qダイワワイルドボア。血統・枠的には消し。しかしこの馬、距離短縮で凡走し、
距離延長の度に必ず結果を出してきているんですよね。BMSのNureyevよりも
母系内のAllegedやRound Tableのスタミナが効いているのでしょうか。大外枠も
以前枠順だけで嫌って◎予定だったデルタブルースの評価を落とした失敗もあり、
逆に大外なら行きたいポジションへすぐに行けるメリットで印は外さず。
しかし、積極的に軸にしたい馬がいません。現状ではCかGかという感じですが、
人気次第で低い方からでしょうか。となると、恐らくはCかと思われますので、
3連複1頭軸
軸C ⇒ 相手@ABGMQ 計15点
馬連・馬単
軸C ⇒ 総流し 計34点
今回はこのくらいで様子見です。

