2008年12月26日

第53回有馬記念

いよいよ年間全敗にリーチがかかってしまいました。

朝日杯も、印を回した馬が1〜3着に来ているとは言え、肝腎の
◎が14着惨敗。やはり朝日杯で逃げ馬を狙うというのは基本的には
無理筋で、きちんと「内枠&好位差し」の馬を狙っておけば、
別に何ちゃことない馬券だったのですが・・・(人気馬ばかりですけど)。

逃げ馬が集まって先行激化⇒差し有利という一般的な展開予想の
裏を読んで、単騎で行ければ隊列の落ち着きも早くなると見たところ、
1頭だけ絡んできた馬がいたのは誤算。結局は4角くらいで既に
手応えを失っていました。

まあ、3連単でも17,230円しかついていませんし、このくらいの配当を
狙っていっても妙味的には今ひとつなので・・・というようなことを
言い続けているうちに、ノーホーラ寸前の崖っぷちに追い込まれて
しまっていては、世話ありません。

私の記憶では、どんな不振の年でも一発くらいはそこそこの配当を
取ってきていたはずです。こうなってみるとつくづく思うのは、
「研究したからと言って当たるものでもないが、研究しなければ
もっと当たらない」という、競馬の恐ろしさです。

言い訳ばかりで恐縮ながら、今年1年はホントに研究する時間が
ありませんでした。もう少しじっくりと考えていれば、取れたG I も
いくつかあったはず・・・とまでは言い切れないものの、もうちょっと
芯を食った予想ができていたとは思います。

我が身を嘆いても仕方ありませんので、有馬は「一発逆転狙い」
をコンセプトにいきます。

日曜の中山は晴時々曇、降水確率は10%。良馬場想定です。


10R 第53回 有馬記念(GI)
サラ系3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量 2500m 芝・右

1-1 カワカミプリンセス(牝5、横山典弘・西浦勝一)
2-2 ベンチャーナイン(牡3、柴田善臣・小桧山悟)
3-3 コスモバルク(牡7、松岡正海・田部和則)
3-4 エアジパング(セン5、藤田伸二・藤原英昭)
4-5 フローテーション(牡3、C.ルメール・橋口弘次郎)
4-6 エアシェイディ(牡7、後藤浩輝・伊藤正徳)
5-7 アルナスライン(牡4、O.ペリエ・松元茂樹)
5-8 スクリーンヒーロー(牡4、M.デムーロ・鹿戸雄一)
6-9 メイショウサムソン(牡5、武豊・高橋成忠)
6-10 マツリダゴッホ(牡5、蛯名正義・国枝栄)
7-11 ドリームジャーニー(牡4、池添謙一・池江泰寿)
7-12 アサクサキングス(牡4、四位洋文・大久保龍志)
8-13 ダイワスカーレット(牝4、安藤勝己・松田国英)
8-14 アドマイヤモナーク(牡7、川田将雅・松田博資)


昨年は単勝50倍のマツリダゴッホに堂々の◎を打ち、皆様を少しは
満足させられたと思うのですが、今回はそのマツリダも1、2番人気を
ダイワと争う「主役」。あまり積極的には買いたくない立場になりました。
一方で、2年連続してキツいところを狙っていくというのも、ちょっと
ムチャな気がしています。

ですが、何だかんだと荒れるのもまた有馬。キツいところを狙わずして
キツいところに来られてしまうと後悔の念も倍増してしまいますので、
いつものスタイルは崩さずにいきます。

例年のレース傾向や予想のポイントは毎年書いていますので、今回は
時間の関係で割愛させていただくとして、今年のポイントは何と言っても
マツリダ、ダイワの2強がどういうレースをするか、に尽きます。

昨年の1、2着馬がそのままワンツーという例は、スピードシンボリ、
アカネテンリュウの昭和44、45年。昨年の1、2着馬が逆転ワンツー
という例は、有名なTT対決(昭和51、52年)があります。

今年もその可能性は低くなく、堅く収まることも十分考慮に入れねば
なりませんが、そうなった場合は3連単でヒモ穴狙いというパターンも
ひとつの攻め方でしょう。

ですが、2強の場合はどちらかが崩れるというケースが珍しくありません。
お互いがお互いを意識するあまり、前に行った馬がそのままスイスイと
逃げ切ってしまう場合、あるいは両方とも早仕掛けになって、最後に
止まったところを何かに喰われるという場合、この2つが代表的な
穴パターンです。

今回ですと、ダイワの逃げも想定されるメンバー構成の上、マツリダも
基本的には前受けの馬ですので、荒れるとすれば前者よりも後者の
ケースの方が発生率が高いように思います。

とすると、この2頭を見る位置で競馬ができる馬の中に波乱の主役が
いると考えて、印を回してみました。


まずは要らないところから。

Aベンチャーナイン。後方一気が自分の型で、中山向きではありませんし、
それ以前に力が足りないのでは。

Bコスモバルク。先ほど申し上げた「荒れる」パターンで、前者が発動すると
した場合はこの馬あたりが臭いところ。ですが、基本は好位差しの馬から
ということですので、これを選ぶのは筋違い。中山は得意コースながら、
過去4年で結果が出ていないレース、衰えの見える現状で巻き返しは・・・。

Cエアジパング。エルコン産駒にしばしば見られる典型的なステイヤーで、
有馬で穴を開けるイメージまではありません。前走の内容・時計もランクが
ひとつ下という感じです。

Dフローテーション。こちらも淀10F以上が適鞍というタイプ。中山の
瞬発力勝負では分が悪そうですし、現3歳世代は上位2、3頭を除くと
実力的に一枚落ちると考えています。

Eエアシェイディ。最近は中山もこなせるようにはなっており、有馬と
縁が深いAJCCの勝ち馬ではありますが、それでも本質は府中向きの
マイラータイプと見ます。この馬が浮上するパターンは超スローからの
ヨーイドンですが・・・。

Gスクリーンヒーロー。JC馬を侮ってはなりませんが、ある程度の力は
認めても、前走で恵まれた点は多少割り引き、さらにある馬との比較で
下に取ったために、今回は敢えて印を外しました。

Hメイショウサムソン。引退レースです。この馬は何となくミホシンザン
(昭和60年2着、61年3着)とカブるんですけど、特に冬場に実績がなく、
オグリのような劇的な要素もあまり感じません。力的には足りますが、
鞍上人気もすることで、買いたくなる要素が薄い馬です。

Jドリームジャーニー。回転の速いピッチ走法で、小回りで急坂のある
中山はG I 勝ちもある得意コース。面白いかとも思いますが、どうも
この馬は2,000までの印象が強く、2,500で逆転というイメージが
湧きづらいです。


残ったのが

@カワカミプリンセス
Fアルナスライン
Iマツリダゴッホ
Kアサクサキングス
Lダイワスカーレット
Mアドマイヤモナーク

2強以外は、底力勝負に強そうなところを選びました。

2強の順列では総合力のダイワ、中山適性でマツリダ、今回は昨年より
マツリダに対するマークが厳しくなる分、ダイワやや有利と見ています。
しかし、この2頭がワンツーしてしまうと、ある程度のヒモ荒れでも
低配当必至。どちらかが飛んでくれる形が理想です。

まずはこの2頭はヒモに押さえて、残り4頭の中から軸候補を選んで
いきたいと思います。

Mアドマイヤモナークはマツリダほどではありませんが、隠れ中山巧者。
大崩れがないために3着候補には入れておきたいと思いますが、
アタマまで突き抜けるほどのものは感じません。

Kアサクサキングスも一度は軸に考えましたが、一瞬の脚がないだけに
中山適性で少し割り引きました。

底力ならダイワ以上と考えている@カワカミプリンセスは、全盛時ならば
2頭を力で捻じ伏せられたかも知れません。ただ、5歳牝馬にそこまで
期待していいものかどうか悩ましいところで、軸にまでは取りませんでした。

で、結局はFアルナスラインに◎。本来は年内休んで年明けからの
始動予定を急遽繰り上げてきたのは割引き材料ですし、稽古の動きも
あまり冴えが見られません。不器用なタイプだけに、中山よりも府中や
淀の適性が高そうで、本来ならば無印で十分でしょう。

ただ、アル共3着時の勝ち馬・スクリーンヒーローとは、当時ハンデが
5s差で1・3/4馬身差。出られていれば、JCを勝ったのはこの馬
だったかも知れません。急遽参戦に踏み切ったのも、陣営に「勝機あり」
という色気があるためでしょう。鞍上も有馬3勝、マーク屋として
乗らせれば、世界でも一流です。


この馬については惨敗もある反面、突き抜ければアタマまであると考え
3連単は1着づけで。

3連単1着軸
軸F ⇒ 相手@IKLM   計20点

3連複1頭軸
軸F ⇒ 相手@IKLM   計10点

馬単1着軸・馬連1頭軸
軸F ⇒ 相手@IKLM   計10点


年間全敗を達成した暁には、しばらく「早打ち」をお休みさせて
いただこうと思います。あらかじめご諒承ください。
posted by 上がり馬 at 16:29| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月19日

第60回朝日杯フューチュリティS

阪神JFは、先週予想した通りの「力勝負」。
やはりというか、人気サイドで決まりました。
普通に買っていれば当然的中させられる馬券ですが、
それを推奨してしまったら自分の存在価値も危ういので
まあ納得の結果です。

勝ち馬は今後無事ならば当然来年の牝馬クラシックの
主役候補筆頭です。ある程度予想できたこととは言え、
まだ未勝利を勝ったばかりのキャリア2戦馬を断然の
1番人気に推した多くの競馬ファンの目の確かさは、
さすがと言うしかありません。

個人的には3着馬が今後どのように成長していくかを
注目してみたいと思っていますが、次で500万を勝てば
こちらもそのままクラシック戦線を賑わす馬になりそうです。

5頭印を打って1〜3着は全部入っていたので、馬の
選択については間違っていなかった、ということだけが
せめてもの救いですが、今回あらためて感じたことは、

「このレースは穴党の鬼門になるかも知れない」

ということでした。

とにかく力勝負になってしまうので、実力がほぼそのまま
出てしまいます。強い馬に下手に逆らっても、本命党の
養分になるばかり。以前のこのレースのような馬券妙味は
もう望みづらくなって行く予感がします。まあ、G I というのは
本来力のある馬が勝つべきレースですから、正しい結果と
言える訳ではありますが、それでも一抹の脱力感を覚えるのは
過去、このレースで美味しい思いをしてしまっているからでしょう。


さて、今年も残すところあと2週。
両方ハズせば、初の「年間ボウズ」の不名誉。ここいらで
そろそろ挽回しておきたいところです。昨年はこのレースで
それまでのマイナスを一気に取り戻しました。

先週の阪神JFがコース改修で紛れが少なくなった一方で、
今週の朝日杯は相変わらずJRA最大の「インチキコース」
のひとつ、中山マイルで行なわれているのが、穴党にとって
なによりありがたいことです。

木曜深夜現在、日曜の中山は晴のち曇。降水確率30%。
良馬場想定です。


11R 第60回 朝日杯フューチュリティステークス(GI)
サラ系2歳 オープン (混合)牡・牝(指定) 馬齢 1600m 芝・右 外

1-01 ミッキーパンプキン(牡2、O.ペリエ・清水出美)
1-02 シェーンヴァルト(牡2、北村友一・岡田稲男)
2-03 セイウンワンダー(牡2、岩田康誠・領家政蔵)
2-04 トウカイフィット(牡2、田中勝春・栗田博憲)
3-05 ブレイクランアウト(牡2、武豊・戸田博文)
3-06 トレノパズル(牡2、横山典弘・伊藤正徳)
4-07 オメガユリシス(牡2、北村宏司・坂本勝美)
4-08 ツルマルジャパン(牡2、松岡正海・坂口正則)
5-09 エイシンタイガー(牡2、内田博幸・西園正都)
5-10 トップオブピーコイ(牡2、勝浦正樹・森秀行)
6-11 フィフスペトル(牡2、C.ルメール・加藤征弘)
6-12 ゲットフルマークス(牡2、蛯名正義・岩戸孝樹)
7-13 ピースピース(牡2、吉田隼人・荒川義之)
7-14 ブラストクロノス(牡2、江田照男・岩戸孝樹)
8-15 ホッコータキオン(牡2、飯田祐史・飯田明弘)
8-16 ケンブリッジエル(牡2、三浦皇成・山内研二)


昨年は5連単だったか6連複だったかを当てたゲンの良いレース。
ただ、のっけから言い訳になりますが・・・師走とはよく言ったもので、
今月は先月までにも増して激しいスケジュールに呑み込まれて
しまっていまして、今週は全く検討する時間がありませんでした。
従って、調教の様子やら、陣営のコメントやらも一切入手できておらず、
ただひたすらこれまでのレースを観て判断した能力分析と、
枠順・展開を頼りに印を打つことにします。

ということで、ゴタクは一切抜きにして、いきなり消し馬から。

まず外からということで、逃げ馬Oケンブリッジエルは同型多数の上
最悪の大外枠。外枠から逃げて粘るとなるとメイショウボーラー級の
力が必要になります。不要。

Nホッコータキオン。同じ逃げ馬としては上記ケンブリッジエルより
遥かに強力ですが、これも枠に泣くと見ます。

Mブラストクロノス。前走は出遅れながら最後いい脚を使いましたが、
この枠を引いて相手強化なら苦戦必至です。

Lピースピース。内枠なら案外面白いかと思っていたんですが、
この枠くらいだと引っくり返すまでの力はなさそうです。

Kゲットフルマークス。今年の京王杯は見かけの時計はともかく、
レヴェル的には低かったように思います。この馬も距離が延びて
いいようには思えません。

今度は内枠から。
Cトウカイフィット。う〜ん、大崩れはないかも知れませんが、
狙える材料に乏しいような・・・。

Eトレノパズル。前走がスロー過ぎて実力のほどがよく分からず。
もっと距離が延びていいタイプにも思えます。

Fオメガユリシス。福島2歳の勝ち馬がこのレースで勝ち負け
するとも思えず。

Hエイシンタイガー。ここまで全く崩れていないのは魅力ですが、
前走を観る限りはスプリンターかな・・・という気もします。

Iトップオブピーコイ。荒尾出身が大穴を開けたということで
話題になりましたが、逸走した前走はともかくも、2走前の
デイリー杯がこの馬の現時点の実力かと思います。


今のところ残っているのが

@ミッキーパンプキン
Aシェーンヴァルト
Bセイウンワンダー
Dブレイクランアウト
Gツルマルジャパン
Jフィフスペトル

人気馬がきっちりといい枠ばかりを引いてしまったので、今年は
馬券的にはそれほど荒れないようにも思われます。
が、上記の馬たちもそれぞれに不安を抱えています。

@ミッキーパンプキンはこれまで2戦逃げて勝って来ていますが、
今回は多数の同型が外から来ると、これまで走ってきた距離の違いで
ハナを叩かれた場合が心配。揉まれる競馬になってどうかは
やってみなければ分かりません。

Aシェーンヴァルトは勝つ資格十分ながら、こちらも内枠がアダになり
若手JKだけに窮屈になった場合の対処が気になります。マークされる
立場にもあり、苛められる可能性も。

Bセイウンワンダーは前走が圧巻。ただ、こちらも好位づけができれば
問題ありませんが、包まれてしまうと器用さに欠けるグラスワンダー産駒の
弱点を露呈することにも。

Dブレイクランアウトは能力的にも上位。人気落ちならば狙いも立ちます。
しかし、前走でやや勝負弱さを見せている点は不安材料。ゴチャつく
展開に巻き込まれてしまうと、馬自身が嫌気を出してしまう恐れも。

Jフィフスペトルは前走で負けたゲットフルマークスよりは距離への
融通性がありそうです。鞍上強化も心強いところながら、6F戦で
あまりにも強い競馬をしてしまっていることが、逆にマイルで心配です。

これら人気馬をヒモでつけるなら人気薄を軸に持ってこないことには
これまでの負け分を取り返せません。
ということで、今回はGツルマルジャパンを軸にしました。

前走は中山の1200で人気を背負って惨敗。急坂が堪えたのであれば
今回も同様に馬群に沈むかも知れません。ただし、この馬は陣営が
スプリンターだと決め付け、距離を縮めて使ってきましたが、距離を
短くすればするほど、内容がどんどん悪くなってきています。

フットワークを観る限りは、回転の速いピッチで走るタイプではなく、
ストライドを伸ばしての持続スピードを売りとしているようにも見え、
その意味ではマイラーであるという仮説も成り立ちます。

実際に、マイルでのデビュー戦では今回人気のセイウンワンダーを
完封しており、適性的にはこの距離の方に向いているのでは?

ハナを争うであろうホッコータキオンとケンブリッジエルが外枠に
入ったことで、すんなりとハナに行って隊列が早めに決まるようなら
粘り込みの可能性も見えてきます。

どうせ今回は人気ガタ落ちでしょうから、それほどキツいマークも
されないと考えて、イン先行が割と残っている今の中山ならば
狙って妙味と見ました。


3連複 1頭軸
軸G⇒ 相手@ABDJ  計10点

馬単1着づけ&馬連
軸G⇒ 相手@ABDJ  計10点

3連単 1着固定
軸G⇒ 相手@ABDI  計20点
posted by 上がり馬 at 11:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月13日

第60回阪神ジュベナイルフィリーズ

JCダートはほぼ予想通りの結果となり、これでヴァーミリアンが
きっちりと2着確保してくれれば楽々的中・・・だったはずでした。
しかし、やはり競馬の難しいところは、道中のちょっとした出来事で、
実力上位の馬でも喰われる可能性が十分にある、という点です。

メイショウトウコンは展開的にハマる可能性もありと見て、3着には
押さえておくべきとは思っていたものの、ここで初めてヴァーミリアンを
差すとまでは考慮に入れられませんでした。まあ、ヴァーミリアンも
1〜2角の不利さえなければ2着確保していたとは思いますが、むしろ
そうなるとカネヒキリを差し切っていた可能性も否定できず、どちらにせよ
微妙に難しい馬券だったように思います。

今回は予想のスジとしては悪くなかったので反省はこのぐらいにして、
早速次の展望に移ります。
今週は2歳牝馬女王決定戦、日曜日の阪神の天候は金曜午前中現在
曇時々雨、降水確率は50%で、稍重想定です。


11R 第60回 阪神ジュベナイルF(GI)
サラ系2歳 オープン (混合)牝(指定) 馬齢 1600m 芝・右 外

1-01 カツヨトワイニング(牝2、江田照男・高橋義博)
1-02 ダノンベルベール(牝2、後藤浩輝・国枝栄)
2-03 レディルージュ(牝2、角田晃一・安田隆行)
2-04 アディアフォーン(牝2、小牧太・橋口弘次郎)
3-05 イナズマアマリリス(牝2、吉田豊・松元茂樹)
3-06 ルシュクル(牝2、M.デムーロ・中竹和也)
4-07 ショウナンカッサイ(牝2、幸英明・北出成人)
4-08 フキラウソング(牝2、小坂忠士・松田国英)
5-09 ミクロコスモス(牝2、鮫島良太・角居勝彦)
5-10 コウエイハート(牝2、川田将雅・山内研二)
6-11 デグラーティア(牝2、浜中俊・宮本博)
6-12 ワンカラット(牝2、岩田康誠・藤岡健一)
7-13 ブエナビスタ(牝2、安藤勝己・松田博資)
7-14 チャームポット(牝2、田中克典・南井克巳)
7-15 パドブレ(牝2、松岡正海・相沢郁)
8-16 メイショウボナール(牝2、佐藤哲三・池添兼雄)
8-17 ジェルミナル(牝2、福永祐一・藤原英昭)
8-18 シゲルキリガミネ(牝2、秋山真一郎・小島貞博)

一昨年から新装・阪神の外回りが使われるようになり、それ以前とは
レースの性格・傾向がかなり変わってきたように思われます。

以前の阪神マイルであれば、外枠の馬を消して、内〜中枠の先行馬から
適当に流しておけば、そこそこいい配当も取れるレースでした。しかし、
ウオッカが制した2年前、トールポピーが制した昨年のレースは純粋な
力勝負になっていた印象があります。

その2年間の上位3着馬までのその後を見てみると・・・

06年
1着ウオッカ・・・翌年のダービー馬、以下省略
2着アストンマーチャン・・・翌年のスプリンターズS勝ち
3着ルミナスハーバー・・・翌年OP勝ち後に故障

07年
1着トールポピー・・・翌年のオークス馬
2着レーヴダムール・・・以後故障で出走なし
3着エイムアットビップ・・・その後特に目立った成績なし

・・・というように、このレースはそれまでの枠順優先(+騎手の巧拙)から、
「純粋なガチンコの力勝負」へと様変わりしたようです。つまりは、
それまでの実績以上に「器の大きさ」が求められるレースになった、という
仮説が導き出せます。ただし、一部ではそれまでの貯金で上位に来る
キャリア豊富な組もヒモには必要、という点も要注意。

ということで、今回は「器」優先で取捨を決めます。
その他の要素としては(稍重までという限定条件で)、

・マイル以上の好走経験
・決め手がある

の2点を重視して選んでいくことにします。

@カツヨトワイニング。連勝中でスピードはありますが、スケール感に乏しく、
マイルへの延長がプラスに出るタイプでもありません。

Bレディルージュ。ジリ脚タイプでしょうか。

Cアディアフォーン。実績は上位ながら、こちらも決め手にやや欠けます。
混戦になれば浮上の目も。

Dイナズマアマリリス。前走重賞勝ちがあり、実績最上位。ただしこの馬も
ややジリ脚タイプで、雨で時計がかかる馬場になれば急浮上。

Eルシュクル。一本調子で、決め手では劣ります。

Fショウナンカッサイ。勝負根性は一流ですが、こちらも決め手には欠けます。

Gフキラウソング。前走を観る限りは、やはりダートでしょうか。

Iコウエイハート。これもダートの方が良さげな印象。

Jデグラーティア。3戦無敗も、6F戦のみの経験が不安。

Mチャームポット。取捨微妙なところですが、兄たちを観ると、距離は1400か
それ以下向きという感じです。

Nパドブレ。スピードの絶対値で見劣る印象です。

Oメイショウボナール。前走の内容は悪くありませんが、1800勝ちならば
1分50秒を切る時計で走っておいてもらいたかった。

Qシゲルキリガミネ。前走は勝ち時計、内容とも平凡。2走前は今回の
出走馬に子供扱いされています。


ということで、やはり残ったのは人気サイドになりました。

Aダノンベルベール(決め手あり)
Hミクロコスモス(デビュー戦秀逸)
Kワンカラット(重賞実績、持ち時計とも優秀)
Lブエナビスタ(スケール感十分)
Pジェルミナル(前走今ひとつも、決め手はある)

まともに買っては馬券妙味がないので、少しだけヒネったところから
流してみたいと思います。

◎ Kワンカラット

デイリー杯=1.33.8の持ち時計は出走馬中bP。
前走重賞(2着)ではインを突いた利もありますが、やや平凡な全体時計の中で
上がり最速が光ります。好走してもそれほど人気しそうもないタイプだけに、
3連単の1、2着づけなら妙味ありでしょうか。

3連単フォーメーション

1着K⇒2着AHLP⇒3着AHLP  計20点
1着AHLP⇒2着K⇒3着AHLP  計20点   合計40点
posted by 上がり馬 at 10:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月05日

第9回ジャパンカップダート

JCは前半5FのラップがGCのTV画面に映し出された瞬間に
「ああ、終わった・・・」と観念しました。

1.01.8

まるで2歳未勝利戦並みのスローペース。ノリが逃げると
糞スローという典型のようなレースとなりました。

が、これで即瞬発力勝負になったかというとさにあらず。ラップは

12.6-11.6-12.4-12.6-12.6-12.8-12.6-12.0-11.9-11.2-11.3-11.9

上がり4Fに11秒台のラップが続いて、その前の1Fも12.0秒ですから
この5Fの我慢比べになっています。

これに比較的近いラップのレースが00年のJCで、こちらは前半が
63.0秒の超ドスロー。

13.1-12.0-12.9-12.5-12.5-12.4-12.1-11.6-11.4-11.9-11.7-12.0

この2レースに共通しているのは、前半が遅過ぎたために後半の
ラップが早い段階から上がり出して、残り5Fまたは6Fからの
上がり勝負という、「ロングスパート」のレースとなっている点です。

つまり、スピードの持続力が求められる展開で、こうなると純粋な
スピード能力が案外素直に結果に結びつくことになりがち。今年も
結果として上位人気馬(1〜5人気)が2〜6着に入って来ました。

ですが、5Fの持続スピードについて行ける馬は、多少格下でも
いい位置取りで流れに乗っていれば勝負になってしまうあたりが
競馬の難しいところです。勝ったスクリーンヒーローはここ2走、
府中の2,400と2,500で、自らが全く同じようなラップで2、1着と、
まるで今回のJCの予行演習のようなレースをしていました。

まさかJCまでがこのような前半スローになるとは思っていなかったため
割と迷わずに消してしまいましたが、勝たれてみると納得させられる
材料は簡単に見つかるものです。

ただ、それでもレース前に私がこの馬に印を回すのは難しかった
でしょう。というのも、前走のレースを観るに、53sで勝ったこの馬より、
56sで2着のジャガーメイルと、58sで3着のアルナスラインの方を
高く評価せざるを得ませんでしたから。アルナスラインを物差しにして
今回の出走馬との対戦比較で考えれば、スクリーンヒーローはどんなに
高く評価しても、掲示板が精一杯という計算になってしまいます。

もし、ジャガーメイルがアル共を勝ってJCに出て来ていれば、かなり
重い印を回すつもりでいましたが、2着だったために出走叶わず
香港へ向かうことになりました。ただ、ジャガーメイルがこのJCに出て
いたとしても、追込み一辺倒の馬だけに脚質・展開的に不発に終わった
可能性は高いと思います。その意味で、今回の勝ち馬は相当に
「ツキの太い馬」と言えるかも知れません。無論、フロックだけで
勝てるほど甘いレースではありませんので、評価については改めておく
必要があるでしょう。

ですが、今後G I で常に勝ち負けできるかと問われると、まだまだ
半信半疑の部分が多く、有馬記念へ向けてまた悩みのタネがひとつ
増えてしまいました。

ちなみに、逃げた格下馬・ネヴァブションが7着に粘っており、後方に
待機していた馬たちは全て不発に終わっていますので、上位馬を
除いた馬たちの序列は、ほぼ前半の位置取り通りになっています。
果たしてこの中から有馬で一気に巻き返す馬が出て来るかどうか、
1頭1頭じっくり検証しておく必要はあります。


このあたりで今週のG I へ。今年から1週間後ろ倒しの開催となって
阪神ダ1800mに変更された新生・ジャパンCダートの第1回です。
木曜夜現在、日曜の阪神の天気は晴時々曇、降水確率10%、
良馬場想定です。


11R 第9回 ジャパンカップダート(GI)
サラ系3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量 1800m ダート・右

1-01 ワンダースピード(牡6、小牧太・羽月友彦)
1-02 フロストジャイアント(牡5、C.ヴェラスケス・R.ダトロー)
2-03 サンライズバッカス(牡6、佐藤哲三・音無秀孝)
2-04 メイショウバトラー(牝8、福永祐一・高橋成忠)
3-05 メイショウトウコン(牡6、藤田伸二・安田伊佐夫)
3-06 ヴァーミリアン(牡6、岩田康誠・石坂正)
4-07 サクセスブロッケン(牡3、横山典弘・藤原英昭)
4-08 ティンカップチャリス(セン3、E.プラード・M.レセッシー)
5-09 アドマイヤフジ(牡6、川田将雅・橋田満)
5-10 カネヒキリ(牡6、C.ルメール・角居勝彦)
6-11 カジノドライヴ(牡3、安藤勝己・藤沢和雄)
6-12 ブルーコンコルド(牡8、幸英明・服部利之)
7-13 マストトラック(牡4、G.ゴメス・R.フランケル)
7-14 フリオーソ(牡4、戸崎圭太・川島正行)
8-15 ワイルドワンダー(牡6、蛯名正義・久保田貴士)
8-16 ボンネビルレコード(牡6、内田博幸・堀井雅広)


ご存じの通り、昨年まではJCの前日に府中のダ2,100mで
実施されていましたが、今年から施行条件が変わって
JC翌週の阪神ダ1,800mが舞台となりました。当然のことながら
昨年までのレースデータは殆ど無効になります。
となると、別の角度から狙いを絞っていかねばなりません。

まず枠で見ると京都ダ1800mが内枠圧倒的に有利なのに対し、
阪神ダ1800mは外枠がやや有利となっています。ただし、
これとてGIII以下の重賞での話で、ペースの上がるG I で
そのまま適用できるかどうかは何とも言えません。

血統的にはRoberto系で、特にブライアンズタイム産駒の
好成績が目立つコース。これは最後の急坂のためなのか、
底力に溢れるBT産駒が最後追い込んで来るケースが
比較的目立ちます。

また、日本のダートに合わないと言われるStorm Cat系も
内国産種牡馬全盛の時代に、このコースでは健闘しています。

さて、客観的なデータもさることながら、今回の最大のポイントは
「ヴァーミリアンを負かせる馬はいるのか?」に尽きます。

負かす馬がいないとすれば、素直にヴァーミリアン軸にして
負かしに行った他の人気馬が返り討ちに遭い、潰されたところに
人気薄が突っ込んで来ることを狙う穴馬券の買い方はアリです。

逆に、もし負かす馬がいるとすれば、その馬をアタマにして総流しでも
元が十分に取れそうです。どちらを選ぶかは個人の自由として、
私は相変わらず無理筋狙いで後者を選択です。

ヴァーミリアンの死角としては、(※アクシデントを除く)

1)意外にも阪神ダートが初コース
2)主戦が負傷で鞍上乗り替わり
3)2走ボケ、または調教面でややデキ落ちの気配
4)先行馬がガリガリとやってしまい、ハイペースに巻き込まれて失速
5)ヴァーミリアンより強い馬が出ていた

このうち、1)〜3)については、終わってみれば「別に問題なかった」
という可能性も高く、確実にマイナスと言える材料ではありません。
3)については、元々調教駆けしないタイプですので、今回の時計で
ピンチと判断するのは早計です。
(ただ、2)については「1番人気の岩田はあまり買いたくない」という
気持ちが強いです)

となると、展開的な紛れに逆転を求めるか、勝負付けが済んでいない
馬たちを狙ってみるかのどちらかになります。今回はこのうち後者を
重点的に考えていくことにしました。

ある程度勝負付けが済んでいると思われるところから。

CメイショウバトラーはフェブラリーSで2.2秒差。阪神コースは得意ですが、
さすがに牡馬相手のG I で8歳牝馬に期待するのは酷でしょう。

Bサンライズバッカスは潜在能力の高さは買うものの、対ヴァーミリアンは
昨年のJBCC・JCダートで1秒近く離されています。先に述べたStorm Cat系で
自身も阪神は得意ですが、逆転までは?

Dメイショウトウコンもヴァーミリアンには4連敗中。前走こそ0.2秒差まで
詰めては来ましたが、逆転があるとすれば前が総崩れになるような
極端なハイペースになった時でしょうか。阪神もあまり良くありません。

@ワンダースピードは昨年のJCダートで2秒差の9着。紛れが期待できる
阪神ならば差を詰めて来る可能性はあるものの、どちらかというと淀が
得意の馬で、しかも1枠1番は割引き材料でしょうか。

中央でG I 勝ちのないKブルーコンコルドも対ヴァーミリアンは4連敗中。
阪神は3勝を挙げていますが、そのいずれもが3年以上前の1400m戦。
1800mの力勝負となると不利は否めません。

同じく中央での勝ち鞍はまだないMフリオーソも対ヴァーミリアン4連敗中。
父ブライアンズタイムで、阪神で一気に巻き返しという可能性もゼロでは
ないものの、能力的に一枚落ちることは否めません。

これまた意外なことに中央では7戦して3着が1回あるだけというのが
Oボンネビルレコード。その3着もオープン特別でのもので、重賞になると
GIIIでも掲示板に載ったことはありません。対ヴァーミリアンは2連敗中で
どちらも大差つけられています。南関東で的場文男騎乗ならば買いですが・・・。

こちらもブライアンズタイムのNワイルドワンダーは阪神ダで3戦2勝、2着1回。
ただし3戦とも1400m戦です。1800までは守備範囲ながら、究極勝負の
G I となると、距離延長で最後は失速の恐れがあります。前が崩れる展開で
差してどこまでという感じ。ヴァーミリアンには2連敗中。ともに完敗でした。

さて、毎度悩ましいのが外国馬の取捨ですが、初の右回り、初の砂ダート、
初の海外遠征など、未知数の要素しかありません。過去の傾向では
米ダートでそこそこの実績を持っている程度の人気薄の方が、日本の
ダートに替わって隠れた適性を発揮するケースが散見されています。
つまり、米ダートでバリバリに走っている馬はむしろあまり信用できない・・・
という点が拠りどころでしょうか。

血統面での魅力があるAフロストジャイアント(Storm Cat系)については
内枠を引いて砂を被った時にどうかという不安点があり、相殺して±0ですが、
Suburban H(G I )勝ちが評価されて人気になるようであれば、逆に評価を
落としたいと思います。

今回、最も有力な逆転候補となるのがFサクセスブロッケン。素質的には
むしろヴァーミリアンを上回るものがあり、血統的に成長力もありそうです。
ただ、この短期間で詰めた力差と、今回は前走2sの斤量差が1s詰まることで
開く分とを考えれば、ここではまだ逆転までには至らない可能性が高いと踏んで、
ひとまず評価を落としてみます。

ということで、ここまでで残っているのがヴァーミリアンを含めて6頭。

Eヴァーミリアン
Gティンカップチャリス
Hアドマイヤフジ
Iカネヒキリ
Jカジノドライヴ
Lマストトラック

ただ、上で消した馬も「逆転の可能性は薄そう」というだけで、ヒモに来ても
おかしくない馬ばかりだという点はご注意願います。

ヴァーミリアン以外で残った5頭は、全く路線が違う馬たちばかりで、
純粋に「まだ戦っていない」という点では共通の魅力を持っています。

外国馬2頭と初ダートのHアドマイヤフジは全くの未知数として、逆転の
可能性を最も感じるのが、故障明け2走目のIカネヒキリと、米参戦から
久々の国内復帰となるJカジノドライヴ。

Iカネヒキリについては前走9着ながら、馬群に包まれて何もできなかった
ことはレースを観ていた方ならお分かりでしょう。むしろ、前が開いていたら
ひょっとすると突き抜けていたかも知れません。

Jカジノドライヴはキャリアが浅く、いきなりの国内ダート一線級相手で
惨敗も十分にあり得るものの、逆にもしここで能力的に抜けた勝ち方を
するようであれば、未来永劫に買い時がなくなるでしょう。今回はある程度
人気を背負うかとも思いますが、それが過剰人気か、はたまた低評価かは
終わってみるまでは何とも言えません。いずれにしても大本命のいる今回は
「買い時」と考えます。

ヴァーミリアンを負かす馬としては、この2頭が最右翼と見て、この2頭からの
3連単フォーメーションと、押さえに3連複、馬連を。

3連単フォーメーション
1着IJ⇒2着EIJ⇒3着総流し  合計56点

3連複2頭軸
軸IJ⇒ 相手総流し          合計14点

馬連5頭BOX GHIJL       合計10点
posted by 上がり馬 at 18:07| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月28日

第28回ジャパンカップ

先週は事情によりパスさせていただきまして、申し訳ございません。
引き続き多忙につき、今週も簡単にいかせていただきますので
何卒ご諒承ください。

終了した2週分のG I について簡単に振り返っておきますが、
2週前のエリ女はある意味で順当決着。実力上位と目された
カワカミ・ベッラの2頭が2、3着で、要注意と思われた秋華賞
着外組が逆転と、十分に想定されたパターンとなりました。

早打ち上では妙味なしと考えてカワカミ・ベッラ2頭軸の馬券は
敢えて切り捨てましたが、勝ち馬が4番人気と予想以上に
人気しており、逆転があったと言っても3連単で12,690円ですから、
これはまあ仕方ないと諦められます。本命党の方々にとっては
確実に取れた馬券ではないでしょうか。

このレースからの教訓としては「基本的に5歳(以上)の牝馬は
全盛時のイメージに引きずられることなく、人気しているようなら
割り引いて考えた方がいい」ということでしょうか。どんなに強い
牝馬でも、牡馬と比べれば(精神的に)衰えがくるのが早く、
4歳までのパフォーマンスが発揮できる例は稀です。

また、エリ女自体があらゆる意味で3歳有利な条件になっており、
多少弱いと思われる世代でも、逆転の材料が少なくないだけに、
いろいろな角度で見直してみるということも大事です。勝ち馬の
リトルアマポーラは従来では来ないパターンの馬でしたが、さすが
競馬ファンはよく研究しており、これだけ高い人気に推したのは
皆さんお見事というしかありません。

エリ女は「リピーターズ・レース」だけに、上位入着の3、4歳馬が
来年も出て来れば要注意ですが、現4歳馬に関しては「人気を
落としているならば買い」ということになります。

マイルCSについては印だけ打ちましたが、これはペースについて
やや速めの凌ぎ合いになり、瞬発力型は不利と読んでのものでした。
よって、「先行して粘れる中〜外目枠」の馬を重視しましたが、
結果的には前後半同じラップで、G I としてはスローな流れからの
瞬発力勝負に。

しかも、例年ですとこの週にはボコボコになっているはずのインが
むしろ逆に伸びているくらいの印象で、少なくとも内外の馬場で
伸びの差が殆どない特殊な年でした。従って、直線でインをついた
瞬発力勝負型が勝ち、2着は外を回った瞬発力勝負型。結果的には
通ったコースの差が明暗を分けています。

にしても、私が◎を打った馬は久々のマイル戦とは言え、前に行って
粘ることができず、現時点での力不足を露呈してしまいました。
鞍上の話では、それでもまだリキみがあったようで、精神的に
もう少し成長しないと、今後も大敗を続けるやも知れません。


時間もないので、さっさとJCの方に行きます。
金曜午前中の段階で日曜の府中は晴時々曇、降水確率10%で
良馬場想定です。


10R 第28回 ジャパンカップ(GI)
サラ系3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量 2400m 芝・左

1-01 オウケンブルースリ(牡3、内田博幸・音無秀孝)
1-02 メイショウサムソン(牡5、石橋守・高橋成忠)
2-03 トーセンキャプテン(牡4、O.ペリエ・角居勝彦)
2-04 ウオッカ(牝4、岩田康誠・角居勝彦)
3-05 ダイワワイルドボア(牡3、北村宏司・上原博之)
3-06 パープルムーン(セン5、J.スペンサー・L.クマーニ)
4-07 ネヴァブション(牡5、横山典弘・伊藤正徳)
4-08 トーホウアラン(牡5、藤田伸二・藤原英昭)
5-09 ディープスカイ(牡3、四位洋文・昆貢)
5-10 オースミグラスワン(牡6、川田将雅・荒川義之)
6-11 シックスティーズアイコン(牡5、J.ムルタ・J.ノスィーダ)
6-12 マーシュサイド(牡5、J.カステリャーノ・N.ドライスデール)
7-13 マツリダゴッホ(牡5、蛯名正義・国枝栄)
7-14 ペイパルブル(牡5、R.ムーア・M.スタウト)
7-15 アサクサキングス(牡4、C.ルメール・大久保龍志)
8-16 スクリーンヒーロー(牡4、M.デムーロ・鹿戸雄一)
8-17 アドマイヤモナーク(牡7、安藤勝己・松田博資)
8-18 コスモバルク(牡7、松岡正海・田部和則)


天皇賞でウオッカ、ディープスカイの2頭の実力差がほぼ判明、これに
実績馬のメイショウサムソン、上がり馬のオウケンブルースリなどが
加わって上位人気を占めることになるでしょう。

能力的には(日本の芝で戦うとすれば)3頭の日本ダービー馬が一歩
抜けており、これに他の馬たちがどう挑むかという図式です。

逆転の起こる要素とすれば、ウオッカ、ディープスカイの2頭については
「激走の反動」「距離延長」が共通点として挙げられます。ともに府中の
2400mのG I でありながら、勝ったダービーは相手関係に恵まれていた
というところも共通しており、本質的にはともにマイル〜2000mくらいが
ベスト距離でしょう。

メイショウサムソンについては説明するまでもありませんが、帰国初戦で
体調面の不安と、年齢的に全盛時の迫力が薄れつつあること、さらに
秋口以降はパフォーマンスが落ちてくるというあたり。

さて、以前にも何度か語っておりますが、昔のJCは平均〜ハイペースで
凌ぎ合いの展開になる場合が多く、必然的にノーザンダンサー系が
上位を占めることの多いレースでした。しかし、近年はスロー傾向の波が
ここまで押し寄せ、年によっては上がりだけの勝負になることも近年
非常に目だってきています。サンデー系にとって鬼門だったこのレースが、
特にここ4年くらいでサンデー直仔やBMSサンデーの活躍が目立つように
なってきました。

しかも、先週までの傾向を見てみると、今の府中芝はサンデー天国。
スローからの決め手勝負になれば、必ずと言っていいほど上位には
サンデー直仔かサンデー系の馬、もしくはBMSサンデーの馬たちが
ズラリと並んでしまいます。

とは言え、今年もし瞬発力勝負になってしまったら、上位人気馬のうち
ウオッカ、ディープスカイのワンツー確率が否が応でも高くなってしまいます。
高配当を狙うのであれば、以前のような消耗戦となって、スタミナと底力の
試される展開を前提として考えるのが自然です。

そこで私の本命は、昨年2着で今年もペリエとコンビを組むポップロ・・・

・・・あれ、いない。

何と、木曜に鼻出血を発症し、回避してしまいました。
仕方がないので、代用品を探しながら予想を進めます。
消しから。


そのポップロックの代わりに出走する同厩舎のBトーセンキャプテンは、
今回もウオッカのラビットを務めることになるのではないでしょうか。

長期休養明けを一度叩いたFネヴァブション。血統的にはスタミナが
溢れるタイプながら、G I では格的に一枚、二枚落ちです。

Iオースミグラスワンは秋天でも見どころがあり、瞬発力勝負になれば
上位馬も逆転できます。ただ、今回は前提からしてそうならない展開なので
印を回すのはスジ違い。坂のあるコースが苦手なのは以前も書きました。

他に、瞬発力勝負系の人気馬は、今回まとめて消します。Cウオッカと
Lマツリダゴッホについては、来たら「しょうがない」で済ませます。

外国馬ですが、どうも今年は日本向けの馬が見当たりません。北米の
Kマーシュサイドは前走カナディアン国際勝ちながら、格では明らかに
一歩見劣りますし、JシックスティーズアイコンやEパープルムーンは
Galileo産駒ということで、日本のスピード競馬への対応能力がどうしても
不安になります。主役格のMペイパルブルですら昨年のJCでは7着に
敗れていますし、その父Montjeuも現役時にJCでは4着止まりでした。
いくらND系重視と言っても、この血脈(Sadler's Wells系の一部)は
その中でも特に重過ぎるので、よほど人気薄になったらヒモに加えておく
程度でいいのではないでしょうか。あと、当日突然大雨でも降れば話は
別ですが・・・。

5年間皆勤賞の大外枠Qコスモバルクは、このレースで1年おきに
好走しており、今年は好走の番になります。ただ、やはり全盛時の力を
休み明けのここでいきなり発揮しろというのは無理な話でしょうか。

サンデー系ながらむしろ渋太さが売りのDダイワワイルドボアは菊花賞でも
高く評価した1頭ですが、現状でG I ではもうワンパンチ足りない印象。
こちらもややスローくらいになれば上位粘りの可能性はあるものの、
純粋な底力勝負になった場合は「?」がつきます。ただ、母系に入った
Allegedの血は怖い要素です。

穴にも考えたOスクリーンヒーローは、前走が明らかに「恵まれ」でした。
今回は同じようなパターンはないと見て、最後に印を外しました。


ということで残ったのが

@オウケンブルースリ
Aメイショウサムソン
Gトーホウアラン
Hディープスカイ
Nアサクサキングス
Pアドマイヤモナーク

ウオッカと一緒に消してしまおうか、とも思ったHディープスカイですが、
神戸新聞杯で「しのぎ」のレースをやっている点が引っかかったので
さすがに消しまでの勇気はありませんでした。

Aメイショウサムソンは、昨年3着ということで実績あり。本来的には
あまり買いたくない馬ながら、今回は多少人気落ちの妙味はあります。
敬意を表して印は外さず。

菊花賞馬@オウケンブルースリは、過剰人気している点はイヤですが、
まだ底を見せていない怖さコミで連下に残しています。府中がドンピシャと
合ってしまうと、父子二代制覇もあり得ます。

Nアサクサキングスは分かりやすい穴馬ながら、叩いて一番状態が
上向いてくるのはこの馬でしょう。鞍上コミで警戒します。

サンデー系では鬼っ子の特色を見せるダンス産駒Gトーホウアランも
スタミナ勝負になれば侮れない1頭です。こちらはBMSがND系の
Nureyevで、特に持続力勝負に強い血統構成。

そこで、最後に残ったPアドマイヤモナークを◎に抜擢しました。
前走は明らかに距離不足。距離延長のここで狙ってみるのも
妙味という点では面白いかも知れません。今年は前走以外は
堅実に走っており、バテ比べになればこの馬のスタミナが活き、
あっと言わせる3着・・・ということもあり得なくはないでしょう。
そうならなかったら、多分どこにもないとは思いますが・・・。


3連複1頭軸
軸P⇒相手@AGHN   計10点

馬連・ワイド1頭軸
軸P⇒相手@AGHN   計10点
posted by 上がり馬 at 16:05| Comment(16) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月14日

第33回エリザベス女王杯

天皇賞(秋)が何年かに一度の好レースとなったことは
皆様既にご覧いただいた通りでもあり、あちこちのメディアでも
絶賛の声が上がっておりますので、その素晴らしさについて
今更特に語ることもないでしょう。

レコード決着とはいえ、時計的には高速馬場を考慮した場合
驚くほどの好時計とまでは言えませんが、中身が非常に濃く
上位はほぼ力通りの結果と言って差し支えないと思います。

これも多く語られている通り、一番厳しい競馬をしたのは
逃げたダイワで、ラップ以上に角居厩舎の鉄砲玉に道中で
絡まれるというチーム戦術に屈した格好ですが、その鉄砲玉も
下位に沈んでいるだけに、如何に苦しい展開だったかが分かります。

欧州ではラビットを使ったりと常識の範囲のチームプレイも
日本の競馬にはあまり馴染まないため、滅多にお目にかかる
ことはありませんが、それを自力で撥ね返すのですから、
やはりこの馬、並ではありません。

問題は私の◎・・・殿負けとまでは思いませんでした。パドックで
イレ込むところを見せていたのでイヤな予感はしていたのですけれど、
最後はやめてしまったような感じでした。高速決着になるという
見立てまでは間違っておりませんでしたが、前走洋芝で速い時計を
叩き出しているこの馬が3強の中に割って入る・・・という読みが
脆くも崩れ去ったということになります。やはり戦績的に見ても
ローカルの小回り平坦でこその馬だと、現時点では評価を下さざるを
得ないでしょう。

いずれにせよ、ほぼ各馬が力を出し切れたレースという点で、
久々にG I らしいG I が見られたことは、素直に賞賛したいです。
こういう手に汗握るレースが続けば、まだまだ競馬人気も
回復すると思いますし、先週のオグリ来場や爺さん騎手レースなど、
ファンを本当に喜ばせる企画はまだまだ多く考えられるはずです。
これにとどまることなく、JRAさんにはまだまだ人気回復のための
「お客様視点のエンタテインメント」を真剣に考えていって
もらいたいものです。

さて、1週お休みを挟んで、今週からは7週連続のG I シリーズ突入。
まずは看板ばかりの「牝馬最強決定戦」です。
金曜午前中現在、日曜京都の天候は曇時々雨、降水確率は50%。
稍重〜良馬場想定です。


11R 第33回 エリザベス女王杯(GI)
サラ系3歳以上 オープン (国際)牝(指定) 定量 2200m 芝・右 外
1-01 レインダンス(牝4、武幸四郎・宮徹)
1-02 レッドアゲート(牝3、藤田伸二・田村康仁)
2-03 ビエンナーレ(牝5、三浦皇成・河野通文)
2-04 フェアブリーズ(牝5、A.ヘルフェンバイン・M.ホーファー)
3-05 ポルトフィーノ(牝3、武豊・角居勝彦)
3-06 トレラピッド(牝3、D.ブフ・H.パンタル)
4-07 マイネレーツェル(牝3、川田将雅・五十嵐忠男)
4-08 エフティマイア(牝3、蛯名正義・鹿戸雄一)
5-09 アルコセニョーラ(牝4、武士沢友治・畠山重則)
5-10 ピサノジュバン(牝3、浜中俊・松田博資)
6-11 ムードインディゴ(牝3、福永祐一・友道康夫)
6-12 アスクデピュティ(牝4、岩田康誠・伊藤正徳)
7-13 ベッラレイア(牝4、秋山真一郎・平田修)
7-14 コスモプラチナ(牝5、石橋脩・宮徹)
7-15 カワカミプリンセス(牝5、横山典弘・西浦勝一)
8-16 リトルアマポーラ(牝3、C.ルメール・長浜博之)
8-17 トウカイルナ(牝6、四位洋文・田所秀孝)
8-18 レジネッタ(牝3、小牧太・浅見秀一)


「看板ばかりの」と書いたのは言わずもがな、秋天で激闘を繰り広げた
あの2頭が不在ということのみです。
さらには、ヴィクトリアMでウオッカを破ったエイジアンウインズが故障
(蹄の負傷)、府中牝馬Sを制したブルーメンブラットが次週のマイルCSに
回ったために、上位はかなり手薄となりました。

となれば、ここでの力関係ははっきりしており、全盛時であれば
あの2頭とほぼ互角か、若しくはそれ以上の実力を持っているであろう
Nカワカミプリンセスが抜けた筆頭。

「強い牝馬世代」と言われる4歳ですが、実際には上記のダイワ、ウオッカ、
マイルのエイジアンを除くと、古馬牝馬重賞では苦戦中で、全体のレヴェルは
言われるほどには高くありません。その中で唯一中距離でも2強に対抗し得る
ポテンシャルを持ったLベッラレイアが2番手となるでしょう。

3歳勢は巷間囁かれる通り、全体としてのレヴェルは現時点でかなり低め。
しかも、ここで巻き返しの目が僅かながらあったトールポピーが直前に
鼻出血(外傷性?)で回避するなど、さらに戦力ダウンの感は否めません。
唯一、上位陣で古馬オープンとの対戦のないDポルトフィーノが未知の
魅力を秘めているというあたりでしょうか。

普通に考えれば3着争い・・・ということになりますが、その3着争いが
大混戦で、ほぼ団栗の背比べ状態。どの馬がヒモ穴に来てもおかしくは
ないと思われます。ただ、上位2頭が鉄板かというと決してそうとも言えず、
ともにベスト時期に比べればパフォーマンスは落ちているため、ちょっとした
アヤで下克上が起きる可能性も低くはありません。

では、2頭を軸にしてマルチで総流し・・・というパターンで当てにいけば
いいかというと、それでは妙味が薄過ぎるので、やはり軸馬は少し
人気のないところから選んでみたいと思います。

さて、このレースですが、近年を振り返ってみると「前走(+前々走)で
それほど大崩れしていない」馬が、そのまま来るケースがほとんどです。
前走で着順を落としていた馬が巻き返した例としては99年1着のメジロドーベル
(前走毎日王冠6着)、00年1着のファレノプシス(前走札幌記念7着、
前々走マイラーズC10着)、05年3着のアドマイヤグルーヴ(前走秋天17着)、
昨年2着のフサイチパンドラ(前走エルムS11着)などがいますが、名前を
並べてお分かりの通り、これらは全てG I 馬。そのくらいの実績がないと、
なかなか上位に巻き返すことは困難で、この点からも「牝馬は状態」という
基本的なポイントが浮かび上がってきます。

今回はそのあたりでまず篩にかけてみますが、それでも秋華賞は若干
例外的に扱いたいと思っています。というのも、秋華賞の回顧に書いた通り、
あのレースはかなり特殊な流れになってしまったため、状態とは違った要素が
着順に影響したと考えているからです。むしろ、今回人気を上げてくるであろう
秋華賞上位馬たちには流れが向き、今回人気を落とすであろう下位に沈んだ馬
たちには流れが向かなかった、と考えれば、後者の方が買いとなります。

さらにはペースですが、基本的にはスローからの瞬発力勝負になりがちな
レースながら、時として厳しい流れになることもあります。2年連続で
このレース2着したオースミハルカや昨年のダイワのように、マイペースで
行くことができれば先行勢有利、あとは瞬発力のある差し馬がどこまでという
前残りパターン。逆に強い先行馬がいると、差しが届きやすくなるでしょう。

今回はMコスモプラチナあたりがペースを作るのでしょうが、このところ
先行して押し切るパターンを身につけようとしているカワカミプリンセスが
好位から早めに動いていくことが予想され、瞬発力だけの勝負には
ならないように思われます。カワカミが先行馬を潰したところを、後ろから
何が差してくるか、というレース展開を前提に

今回は上記2つの視点を軸に馬を選んでいきます。
ということで消し馬から。今回も時間の関係で手短にいきます。

Iピサノジュバン。秋華賞はダート馬と見なしたプロヴィナージュに来られて
痛い目を見ましたが、この馬は芝でも結果が出ていません。

Fマイネレーツェル。秋華賞凡走組、前々走が重賞勝ちという「買いパターン」
ながら、本質はマイラータイプ。2000m以上は長いように思われます。

Hアルコセニョーラ。気になる1頭ですが、やはりローカル平坦専用の
ハンディキャップホースではないでしょうか?

Gエフティマイア。前走5着と微妙な着順で、G I では2着が2回あるだけに
ぎりぎり資格ありです。ただ、それだけにそこそこは人気するはずで、
妙味の点でも微妙。昨年は秋口から調子を落としているのも気になります。

Mコスモプラチナ。「穴狙いの基本は逃げ馬」という意味ではこの馬にも
魅力十分。ただし、今回は前述の通りカワカミが早めに動きそうなだけに、
楽はさせてもらえないと思われます。

ここから先はほぼ好みの世界です。

トライアル⇒秋華賞を連続2着のJムードインディゴ。前走の勝ち馬が
いないだけに、3歳世代の大将格ということになりますが、実力差が
それほどない中で、前走が評価されて今回こそ人気になるようならば
逆に妙味薄いと見て印を外します。人気薄なら買ってみたい1頭。

Qレジネッタ。前走こそ着を外しましたが、この馬は「G I 馬の巻き返し」
の過去パターンにハマる1頭です。ただ、この馬も前走を度外視して
まずまず人気になりそうですし、馬券的には美味しくありません。

外国馬2頭ですが・・・どちらもそこそこ実績があり、人気がないようなら
03年3着のタイガーテイルのように、穴馬券のキモとなる存在です。
この取捨は人気次第で、セオリー通りならば「人気薄で正体の分からない
カク外は買っておけ」ですが、今回はひとまず無印に落としました。
これは血統的に両馬とも「時計のかかる馬場向き」と判断したためです。

Cフェアブリーズの父Silvanoは香港のG I でも勝ち鞍があるものの、
スタミナ型のNijinsky直系はご存じの通り近年の国内では今ひとつで、
父Lomitasの産駒もサンプルが少ないながら、どちらかと言えば日本では
ダート向きです。

Eトレラピッドは、父Anabaa Blue、BMSがMonsunという配合で、
これもやはりかなり重い芝向きかと思われます。当日がグチャグチャの
不良馬場にでもなれば、2頭とも一転して見直しが必要ですが・・・。

@レインダンス。前走でようやく復調気配。好調時にはウオッカに先着、
ベッラレイアらとも好勝負をしていた馬ですし、ぎりぎりで「実績馬の
巻き返し」パターンにもハマります。鞍上はG I で人気薄の時にたまに
持ってくる穴男ですので、3着なら十分あります。がしかし、前走で負けた
2頭には、京都外回りでは逆転が難しいように思われます。ヒモ荒れ狙いで
買う場合には少額ぶら下げておけばいいでしょうが、印は回しません。

最後に迷いに迷ってDポルトフィーノを消しました。母・姉・祖母の話を
出すまでもなく、素質的にはあっさりでもおかしくない馬、しかも
京都は2戦2勝と得意コースです。マイル以上未経験や、引っかかり癖、
重賞実績なし・・・など、突っ込みどころについても力でクリアしてしまう
可能性は高いです。ただ、どうしても実績の割には過剰人気します。
勝たれたら諦めるしかありませんし、2、3着でもやむなしと割り切ります。

で、残った7頭が

Aレッドアゲート
Bビエンナーレ
Kアスクデピュティ
Lベッラレイア
Nカワカミプリンセス
Oリトルアマポーラ
Pトウカイルナ

NカワカミプリンセスとLベッラレイアについては語りません。うむを
言わさずに連下で押さえます。

Aレッドアゲートは完全な消しパターンの馬ですが、秋華賞下位組で
今回人気薄、しかもその前走で◎を打ってしまった以上は、ここで
見切って来られたら笑いものになります。

Oリトルアマポーラはポルトとどちらを消すかで迷いましたが、
こちらの方が人気が下と見て残しました。状態は良さそうです。

Kアスクデピュティは連勝中。初の淀ですが、決め手があって
距離ももつだけに、鞍上コミでかなり気になります。

こちらを軸にしようか迷ったのがPトウカイルナ。力ではやや落ちますし
年齢的なハンデもありますが、前走の勝ちっぷりを評価しました。
3着ならあってもおかしくありません。

結局、◎にはBビエンナーレを。皇成人気は少しはしそうですけど、
それほど極端に人気を上げることはないでしょう。2〜3歳時は
個人的にPOGの持ち馬だったということもあり(まさかここまで
出世するとは思いませんでしたが)、ヒイキの引き倒しで本命に。
とは言え、前走も悪くなく、負かした2着馬が先週のアル共を勝利しています。
どこからでも競馬ができる強みもあり、ここで狙ってみたいと思います。


3連複1頭軸
軸B ⇒相手 AKLNOP 計15点

馬連・ワイド1頭軸

軸B ⇒相手 AKLNOP 計12点
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2008年10月31日

第138回天皇賞(秋)

菊花賞は上位評価した2頭がワンツー。3着馬は
買い目を減らすために仕方なく消した馬だったので
この上位については、まあ納得の結果です。

今回はどうにも人気順が読めなかったので、当日の
オッヅを見てから・・・ということも申し上げておきました。
予想通りというか、最低人気でも43.5倍という大混戦の
人気順になっていたのはご承知のことと思います。

その中で、ちょっと意外な人気だったのが2着に健闘した
フローテーション。私の読みでは8番人気くらいかなあと
思っていたところ、フタを開けてみれば単勝37.7倍の
15番人気という低評価でした。

早打ち段階で暫定の中心に選んだメイショウクオリア
(25.6倍、直線で不利を受け11着)が12番人気でしたから、
これはかなり美味しいオッヅだったと思います。

BMSリアルシャダイという分かりやすい「菊向き血統」
でしたので、連下では売れていたのかも知れませんが、
私が印を回した7頭の中では最も人気がなかったので、
この馬からというのが正解かな、ということは当日の
オッヅを見て考えていました。

今回もあらためて思い知らされたのは、「菊と春天では
リアルシャダイを黙って買っておけ」という教訓でしょうか。
まあ、フローテーションの場合はこれで次の長距離戦に
出て来た時には人気になってしまうでしょうから、今回
買っておくのが勝ち組ということになります。

レースは掛かって逃げた馬がいたために、ラップだけを
見てみると中弛みの上がり勝負に見えてしまいますが、
2番手以下はほぼ平均的なペースで流れていたので、
前には厳しい展開だったと思います。

勝ったオウケンは早打ちでも述べた通りの順当勝ち。
前半で中団につけて、先手先手で動いて不利のない外へ
持ち出すという、優等生的な競馬でした。素質だけなら
現3歳牡馬でディープスカイ、ブラックシェル(屈腱炎で
休養中)に並ぶスケールの持ち主です。

あとはやはりというか、この世代の牡馬レヴェルを表す
やや低調な内容だったと思われます。古馬に通用する
可能性がある数少ないトップの馬たちの中で、今週の
秋天で古馬に挑むダービー馬がどこまで通用するかで、
オウケンのJCでの取捨も決まってきそうです。

さて、その秋天の展望に入ります。
木曜夜現在、日曜府中の天候は曇り時々晴れ。
降水確率20%で、良馬場想定です。


11R 第138回 天皇賞(秋)(GI)
サラ系3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量 2000m 芝・左

1-01 アサクサキングス(牡4、藤岡佑介・大久保龍志)
1-02 ディープスカイ(牡3、四位洋文・昆貢)
2-03 エアシェイディ(牡7、後藤浩輝・伊藤正徳)
2-04 アドマイヤモナーク(牡7、岩田康誠・松田博資)
3-05 サクラメガワンダー(牡5、福永祐一・友道康夫)
3-06 エリモハリアー(セン8、吉田豊・田所秀孝)
4-07 ダイワスカーレット(牝4、安藤勝己・松田国英)
4-08 ポップロック(牡7、内田博幸・角居勝彦)
5-09 アドマイヤフジ(牡6、川田将雅・橋田満)
5-10 キングストレイル(牡6、北村宏司・藤沢和雄)
6-11 ハイアーゲーム(牡7、柴田善臣・大久保洋吉)
6-12 タスカータソルテ(牡4、C.ルメール・藤原英昭)
7-13 オースミグラスワン(牡6、蛯名正義・荒川義之)
7-14 ウオッカ(牝4、武豊・角居勝彦)
8-15 トーセンキャプテン(牡4、O.ペリエ・角居勝彦)
8-16 カンパニー(牡7、横山典弘・音無秀孝)
8-17 ドリームジャーニー(牡4、池添謙一・池江泰寿)


巷では「史上空前の豪華メンバー」というふれ込みですが、
牝馬2頭と3歳馬が人気になるあたり、メンバーレヴェルは
実質的にそれほど高くないのではないかと見ています。
また、今年もフルゲート割れになりました。

府中2000mが外枠絶対不利というのは誰でもがご存じと
思われますが、このレースに限って言えば、7、8枠が連に
絡んでくることも珍しくありません。これはたまたま実力馬が
外枠に入ったりというケースもある一方で、むしろ近年の
秋天は、その日の内外でどのコースが伸びているかという
馬場状態にも大きな影響を受けているからではないでしょうか。

ちなみに、今週からBコース替わり。先週の後半になると
外からの差しが届いていましたが、ラチが外へ出てくることで
今週は再びイン伸びが目立つ傾向に変わることも十分に
予想されます。

それとともに、近年の秋天は予想外のスローになったり、
または暴走ペースになったりと、展開が掴みづらくなって
いる点も荒れやすい原因と考えています。今年のメンバーも
何がどう逃げるかによって、結果に大きな影響が出てしまう
予感もありありです。

基本的には逃げ馬不在でスローの前残りというパターンが
かなり濃厚のようにも思われますが、そう一筋縄で行かないと
考えるならば、騎手心理が逆に働いて先行争いが激しくなる
というケースを期待する方が、配当妙味が出てきそうです。

今回最大のカギが4歳牝馬の2強、Fダイワスカーレットと
Mウオッカの出方。逃げるか、もしくは番手あたりの位置取りが
予想されるダイワに対し、近走で先行する競馬を再び見せ始めた
ウオッカが密着マークという形になると、案外前が速くなって、
差しが届き、2強が両方とも崩れるということもあり得ないでは
ありません。まして、両馬ともに今回は「死角ゼロ」という状態でも
なさそうですし、オッヅを考えれば積極的に買いたくはない馬です。

となると、確率としては低めでも、前崩れのパターンで差しが届く
展開を期待して、少し人気の落ちるところを狙ってみるのも
悪くないように思われます。そこで、今回は差し脚質の馬から
府中2000mの適性を考慮に入れて絞っていくことにしました。

先週に引き続き時間がないので、ササッとコメントをつけて
消していくことにします。(今更解説不要の馬ばかりですし)

まず、先行しそうなところでIキングストレイル。前残りの想定なら
面白い馬だと思っていたのですが、秋天とは連動性の少ない
オールカマー組ということも含めて軽視。府中も不得手な方です。

同じく先行型のNトーセンキャプテン。これもほぼ上と同じ理由で、
仮に控えても差し比べになった場合は瞬発力で見劣ります。

スタミナを要求される流れなら無視できないEエリモハリアーも
スピードまで要求されるここでは厳しいでしょう。府中も苦手コース。

前走先行して3着のHアドマイヤフジも、流れがさらに激しくなると
同じような競馬はできないはずです。割と自在性がある馬だけに
差しても悪くはないと思われますが、そうなると決め手でやや
劣るようにも思われます。買い時は前走だったと見ました。

昨年4着のGポップロック。今年よりも状態が上だった昨年で
4着まででしたから、叩いた良化が見込めるとしても、狙うなら
距離が延びる次ではないでしょうか?

距離不足という点ではCアドマイヤモナークも同じでしょうか。
2000ではややスピードに欠ける嫌いがあります。

同じく、今ならもう少し距離があった方がいいと思われるのが
@アサクサキングス。今回は状態面でもやや急仕上げの嫌いが
ありそうです。こちらも照準はJCでしょうか。

このあたりからは、好みも含めての取捨になってしまいます。

決め手では屈指のLオースミグラスワン。今年に入ってからは
かなりの成長が見られ、前走も悪くはありませんでした。ただ、
グラスワンダー産駒はどうしても直線平坦の方が力を発揮できる
印象が強く、坂をこなせないことはありませんが、G I となると
最後は適性の差が出てしまいそうな予感もします。

同じグラスワンダー産駒のDサクラメガワンダーもほぼ同様で、
前走も前残りの流れをよく差して来ましたが、あともうひと伸びが
足りないのは、府中への適性でしょうか。

前走で久々に差す競馬を見せたOカンパニーは、その前走で
大幅に馬体を減らしていたのが不満です。中2週で再び輸送、
反動が出てもおかしくはありません。

さて、差し狙いということでは当然上位評価すべき存在である
Pドリームジャーニー。現在重賞連勝中で、2歳G I 馬がやっと
復活してきて、ここでも有力です。ただし、この馬に関しては
外枠に入ったことがマイナスになりそうです。秋天で外枠を引いて
それでも来た馬は、基本的には先行するのが大半。大外の
差し馬はさすがに厳しいかと判断しました。


ここまでで残ったのが

Aディープスカイ
Bエアシェイディ
Fダイワスカーレット
Jハイアーゲーム
Kタスカータソルテ
Mウオッカ

以上6頭。

FダイワスカーレットとMウオッカについては、ここであれこれと
述べるつもりはなく、先行して激しい争いになっても両方とも
残ってしまう可能性はあり、片方がタレても片方が残るという
ケースも十分に考えられます。ただ、両方残ってしまったら、
配当面での妙味が激減するので、この2頭はヒモに置きました。
ウオッカは気性面で、ダイワは休み明けの状態面で、ともに
不安要素を抱えているため、2頭とも消えるパターンもゼロでは
ありません。

今年の3歳世代は牡・牝ともに低レヴェルと言われていますが、
その中で唯一例年レヴェルとの評価を得ているのがダービー馬・
Aディープスカイ。これは勝ってもおかしくありませんが、逆に
惨敗も考えられないではありません。それでいて人気するなら
評価はヒモまでとします。

切ろうかどうしようか迷った挙句に残したのがBエアシェイディ。
正直、G I では足らないと思っていましたが、前が崩れる流れなら
府中芝で4勝の適性が生きてくるやも知れません。

昨日まではこの馬に◎と思っていたのがJハイアーゲーム。
前走の末脚は実力馬復活の予感を抱かせました。ただ、鞍上が
鞍上だけに、G I では割り引いて考えます。

ということで、◎はKタスカータソルテに。はっきり言ってこの馬も
平坦の方が力を発揮できる馬ですし、昨年のダービーではウオッカに
子供扱いされている程度と考えれば、◎は打ち過ぎの感があります。
ただ、前走の末脚はそれまでには見せたことのない鋭い決め手でした。
決して洋芝専用ではありませんし、目標をここ1本に絞ってきた
臨戦過程にも好感が持てます。上位3頭が人気を吸ってくれるなら、
鞍上コミでこの馬の決め手に賭けてみたいと思います。


馬連・馬単
軸K ⇒ ABFJM 計10点

3連複
軸K ⇒ ABFJM 計10点
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2008年10月24日

第69回菊花賞

G I 級レースで初の1000万馬券が飛び出した秋華賞。
予想の方は全くの空振りに終わりましたが、後から
いろいろ検証してみると、非常に不思議なレースに
なってしまっていたことが判明しました。

まず、レースラップが

12.3-10.4-12.3-12.2-11.4-12.5-11.9-11.5-11.8-12.1

番手のプロヴィナージュが中盤で逃げたエアパスカルを
突っついたために5F目に一度11秒台に戻り、6F目で
12秒台に落ちますが、エアパスカルが失速した7F目から
すぐまた再びレースが動き、結局ここからは前残り。

前後半のラップが58.6-59.8ですから、これだけを見れば
前傾ラップのハイペースに見えますし、レース直後は私も
「スタミナが要求される流れになって、切れ味勝負の人気馬が
持ち味を発揮できず」と判断しました。

が、この日の馬場差を考えてみると、恐らくは中距離換算で
1.8〜2秒近いバイアスがあったはずで、そう考えれば5Fの
通過タイムは決してハイペースではなく、平均ペースから
ややスロー気味。そこで中間に変則ラップがあったために
後方待機の組が「置いてきぼり」を喰らった展開になって
しまったと考えられます。

早打ちでは「開幕週としては時計がさほど速くない芝になっていた」
と書きましたが、2週目の時計の出方は、天候の影響か、芝を
刈ったためか、時計は開幕週よりも明らかに速くなっていました。
恐らくは0.5秒くらい上がっていたはずです。

これにより、過去の秋華賞にはあまり見られなかったパターンに
陥りました。何故、このペースで差し馬が壊滅になったか?
考えられる原因としては・・・

・あまりの高速馬場に、各鞍上がハイペースだと判断を誤り、
 逆に仕掛けが遅れた。

・それに伴い有力馬の大半(有利なはずの外枠勢は特に)は
 後手後手に回り、コースロスを強いられた。

・実質は平均よりスローとは言えど、実際の時計は速かったため
 追いつこうとする各馬の走破スピードの限界値を超えてしまった。
 つまりは、やはり全体のレヴェルがかなり低かった。

・途中からハナを切ったプロヴィナージュ(3着)がノーマークだったため
 捕まえに行こうとする馬がおらず、逃げ粘りを許した。

・・・などが考えられます。何にしても極めて珍しい展開であり、
だからこその1000万馬券なんでしょうが・・・。

勝ち馬と2着馬については早打ちにも書いた通り、能力的には
上位に来ておかしくない馬と評したものの、スローで包まれた時に
不安のある枠順ということで嫌った馬。それがイン不利どころか
イン有利の展開になって、しかもコースロスなく立ち回れたために、
2頭とも力を出し切れていました。

まあ、この2頭については別に不思議はなく、展開次第で来られても
仕方ない考えていたので諦めもつきます。むしろ、当日のオッヅを
見てみれば不当に低い評価になっており、狙いは十分に立つ馬たちでした。

問題はやはり3着馬でしょう。さすがにこの馬だけは即消しで
全く構わないと思っていたので、全てが上手く行ったにしても、
これを交わせなかった他馬はやはり不甲斐なかったと言えます。

ただ、この馬の戦歴をよくよく見てみると、過去に芝を走ったのが
1回だけで、それが重賞(ラジオNIKKEI賞)での9着。この着順に
惑わされてしまった方が私も含め99%以上だったのでしょう。内容を
吟味してみれば、荒れ馬場の福島で牡馬相手に先行して0.5秒差、
決して悪い内容ではありません。

つまり、この馬にとって時計の速い芝でレースをするのは今回が
初めてだったということです。この可能性を見落とし、芝実績不足と
見なしての即消しは、我ながらヤキが回ったもんだと痛感します。

血統的にはサンデー肌にフレンチですから、初の高速芝で
潜在能力の持続スピードを発揮できたと考えるしかありません。
にしても、ダートでのユキチャンとの差を見た限りでは、これが
たとえ芝に替わってもその差がひっくり返ることは殆どないだろうと
タカをくくっていたのは大失策でした。これも今年に入っての
研究不足の為せる業でしょうか。

言い訳のしようもない空振りですので、もうこれ以上は語るのを
やめにしておきます。ですが、ひとつ困ったことは、3歳牝馬が
今後古馬と激突するにあたって、どの馬にどんな評価をしておけば
いいのか、未だに決着がついていない点です。全体としては
古馬>3歳馬で間違いないとは思うのですが・・・。


そして、続く今週は主役不在のレース。先週が「混戦」なら、
今週は「難解」です。
木曜夜現在、日曜の京都は曇り時々晴れ。降水確率30%で
良馬場(〜稍重)想定です。


11R 第69回 菊花賞(GI)
サラ系3歳 オープン 牡・牝(指定) 馬齢 3000m 芝・右 外

1-01 フローテーション(牡3、藤岡佑介・橋口弘次郎)
1-02 ノットアローン(牡3、横山典弘・橋口弘次郎)
2-03 アグネススターチ(牡3、赤木高太郎・大根田裕之)
2-04 メイショウクオリア(牡3、角田晃一・西橋豊治)
3-05 ナムラクレセント(牡3、和田竜二・福島信晴)
3-06 ロードアリエス(牡3、鮫島良太・藤原英昭)
4-07 ドットコム(牡3、岩田康誠・戸田博文)
4-08 スマートギア(牡3、武豊・佐山優)
5-09 マイネルチャールズ(牡3、松岡正海・稲葉隆一)
5-10 スマイルジャック(牡3、小牧太・小桧山悟)
6-11 ミッキーチアフル(牡3、幸英明・音無秀孝)
6-12 ヤマニンキングリー(牡3、柴山雄一・河内洋)
7-13 シゲルフセルト(牡3、川島信二・川村禎彦)
7-14 オウケンブルースリ(牡3、内田博幸・音無秀孝)
7-15 ベンチャーナイン(牡3、武士沢友治・小桧山悟)
8-16 ホワイトピルグリム(牡3、川田将雅・鮫島一歩)
8-17 ダイシンプラン(牡3、安藤勝己・松田博資)
8-18 ダイワワイルドボア(牡3、北村宏司・上原博之)


「長距離血統/実績」「鞍上」「内枠有利」「淀実績」が重要なレース
ということで、ここ数年はそれに則って予想をしていれば大抵は
穴馬券をせしめることができたのですが、このメンバーに限って言えば
どうもそれすら当てはまるようにも思えないほど、走ってみなければ
分からない連中ばかりです。

とはいえ、拠りどころは従来の視点しか持ち合わせていませんし、
あまり深く考えてもどうにもならなそうな感じですので、時間もない中
今回はサクサクっと選んでいきます。

ダービーで逃げ損なったアグネススターチが今回こそは飛ばし気味に
いくと思うので、長距離適性は重視しました。

消し馬から。
Fドットコム。鞍上怖いが2000を超えるとパフォーマンスが急激に落ちます。

Pダイシンプラン。こちらも鞍上怖いが、タイキシャトル×デヒアを15Fでは・・・。

Lシゲルフセルト。準OP勝ちはメンバー中実績一番。しかし、いくら父が
ステゴでもBMSバクシンオー、これはどうなんでしょう?

Iスマイルジャック。ハマれば相当強いと思います。でもある程度は
人気する上に、あの掛かり癖では・・・。人気しなければ買いというのは
ダービー時と同じです。

Kヤマニンキングリー。やっぱりデジタル産駒も2000まででしょうかねえ・・・。

Eロードアリエス。京都新聞杯2着、怖い厩舎でもあり、先週までは
「今回はこれかなあ?」と思っていましたが、鞍上を見てやめました。

Hマイネルチャールズ。ええ、もちろん強いと思います。勝たれたら仕方ないと
諦めますが、前走得意の中山で勝てなかったのが引っかかって。

Jミッキーチアフル。穴としては面白そうなんですが、どうもワンパンチが
重賞では足らないような気が。ペース次第では来てもおかしくないと思いますが、
長距離戦での鞍上がやや割引きでしょうか。

・・・ああ、この段階でもう消したい馬がいない・・・。
でも、もう少し減らさないことには馬券になりませんし。

Dナムラクレセント。結構臭い・・・と思うんですけど、ここまでの3勝が
全て小倉で、そのあたりがどうなんでしょう。阪神や京都の重賞でも
大きく負けているわけではないですし、母方の古い血脈が生きてくれば
距離延びて・・・っていうことがあってもおかしくはないんで。

Oホワイトピルグリム。前走が古馬相手の重賞、こういう馬は上に書いた
プロヴィナージュを見るまでもなく怖いんですが、良績がローカル小回りのみ、
枠順も含めて消すことにします。

Nベンチャーナイン。前走を見てこの馬から、という人もきっと多いでしょう。
ただ、人気するんであれば、それほど信頼したくないです。SS×Lyphardは
淀では当然狙いたくなる血統なんですが、「いかにも狙い目」っていうムードが
逆にイヤです。


ここまでで残り7頭。

@フローテーション
Aノットアローン
Bアグネススターチ
Cメイショウクオリア
Gスマートギア
Mオウケンブルースリ
Qダイワワイルドボア

この中から軸を見つけようと思いますが、正直言って今回ばかりは当日まで
待ってから決めたいのが本音です。が、とも言ってられないので、今日の
段階での基本方針を。

@フローテーション。リアルシャダイが入っている馬は、菊では消せません。
ただ、この馬も「いかにも感」が強過ぎて、軸にはしたくないです。

Aノットアローン。血統的には消し。ただ、横典が乗っている馬は、
菊では消せません。

Bアグネススターチ。前走2400mの古馬1000万下勝ちなら馬券圏内の
資格はあるでしょう。ましてサンデーとNever Bend系なんていう菊御用達血統の
しかも逃げ馬とくれば、怖くて外せません。

Cメイショウクオリア。京都新聞杯勝ち馬で、前走惨敗となれば、誰でもが
ファストタテヤマを連想しますね。02年菊ではヒシミラクルにグリグリの◎を
打ちながらタテヤマがヌケでやられたんで、入れておきましょう。少なくとも
前走はかなりの余裕残しでしたし、これで負ければ能力不足ということで。

Gスマートギア。前走1800m戦の馬は基本的には消しですが、脚力なら
メンバー中屈指。淀で勝ち鞍があり、BMSがNever Bend系。それほど
人気にはならずに武豊鞍上。プラスマイナスして買いでしょうか。上の
アグネススターチもそうですが、今年はちょっとマイナー組のサンデー系が
何となく来るような気もしているので・・・。

Mオウケンブルースリ。脚力はメンバー中1番。夏前に新潟で逸走した
未勝利戦(5着)と、次の中京での未勝利勝ちを観た時に、「もし菊花賞に
出て来たら、春の実績馬を差し置いてこの馬に◎じゃ!」と思っていた馬です。
ですが・・・まさか1番人気になるまでに知れ渡ろうとは。実績上位馬の回避で
押し出された1人気になる条件馬・・・これは軸には絶対取りたくないタイプ。
もしブッコ抜いて勝ったら、「ああ、やっぱり強かった」で終わり。

Qダイワワイルドボア。血統・枠的には消し。しかしこの馬、距離短縮で凡走し、
距離延長の度に必ず結果を出してきているんですよね。BMSのNureyevよりも
母系内のAllegedやRound Tableのスタミナが効いているのでしょうか。大外枠も
以前枠順だけで嫌って◎予定だったデルタブルースの評価を落とした失敗もあり、
逆に大外なら行きたいポジションへすぐに行けるメリットで印は外さず。


しかし、積極的に軸にしたい馬がいません。現状ではCかGかという感じですが、
人気次第で低い方からでしょうか。となると、恐らくはCかと思われますので、


3連複1頭軸
軸C ⇒ 相手@ABGMQ   計15点

馬連・馬単
軸C ⇒ 総流し           計34点

今回はこのくらいで様子見です。
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2008年10月17日

第13回秋華賞

例によってスプリンターズSの回顧からになりますが、
前回の予想でこんなことを書きました。
______________________________

> 普通に考えれば春の短距離王で前走一度叩いての変わり身必至の
> Aファイングレイン、前走重賞2着で勢いのあるLビービーガルダン、
> 最大の上がり馬Mスリープレスナイト、やっと本格化の気配が見えている
> Nキンシャサノキセキ、この4頭の争いで、中でも安定感だけで言えば
> Mスリープレスナイトかな・・・と思ったのですが、下手をすれば1番人気と
> なりそうなG I 初挑戦の牝馬に◎を打つのは、私の矜持が許してくれそうに
> ありません。
>
> 他の3頭ならLビービーガルダンが人気面で面白そうに思えて、馬券は
> ここから入ろうかと思っていますが、正直どのくらい人気するのか読めず、
> また、相手が人気馬だと配当的な妙味もそれほど期待できません。

(中略)

> どの馬が勝ってもおかしくはありませんが、どれも人気の割には
> 不安要素も少なからず持っているため、この4頭は全て相手に回します。
_______________________________

結果はM−N−Lの3頭で決着。
この直前で予想を止めておけば、4頭のBOXで楽々的中でしたが、
ここで止まらないのが私の悲しい性です。

ファイングレインはパドックで観ても気配が今イチだったので、
これが飛んだのはある程度納得ですが、その他は全く順当で
混戦模様の割には面白味に欠ける決着になってしまいました。
尤も、混戦の場合は得てしてこういうことになりがちなので、
結果についてはあれこれ言うべきことはありません。

とは言え、3連複の配当は16.8倍で、これが何と1番人気。
ビービーガルダンは単勝では6番人気でしたが、連複馬券では
何故か異常に売れていたようで、今の競馬ファンの慧眼には
恐れ入るばかりです。

レースは内容的には見るべき点が少なく、時計も全く平凡で、
現在の国内スプリント路線の低レヴェルぶりを裏付けるような
凡戦だったと思います。勝ったスリープレスナイトの強さは
このメンバーでは抜けていましたが、だからと言って海外に
出て行った場合に即通用するかと問われれば、「?」が付きます。

無論、まだ余力を残している点には可能性を感じますが、
国内のスプリント路線についてはもっともっと層が厚くならないと、
世界からは取り残される一方で、国内での盛り上がりも
欠けていってしまうのではないかと憂慮しています。


さて、今週は春から波瀾が続出したG I シリーズの中でも、
最も荒れに荒れた3歳牝馬路線の三冠目です。
日曜の京都の天気は金曜午前中現在で晴れ時々曇り、
降水確率は10%、良馬場想定です。


1-01 ムードインディゴ(牝3、福永祐一・友道康夫)
1-02 ピサノジュバン(牝3、浜中俊・松田博資)
2-03 ソーマジック(牝3、後藤浩輝・田村康仁)
2-04 ブラックエンブレム(牝3、岩田康誠・小島茂之)
3-05 エフティマイア(牝3、吉田隼人・鹿戸雄一)
3-06 レッドアゲート(牝3、内田博幸・田村康仁)
4-07 リトルアマポーラ(牝3、武幸四郎・長浜博之)
4-08 ユキチャン(牝3、武豊・後藤由之)
5-09 マイネレーツェル(牝3、川田将雅・五十嵐忠男)
5-10 ブライティアパルス(牝3、藤岡康太・平田修)
6-11 トールポピー(牝3、池添謙一・角居勝彦)
6-12 カレイジャスミン(牝3、北村宏司・宗像義忠)
7-13 アロマキャンドル(牝3、三浦皇成・河野通文)
7-14 エアパスカル(牝3、藤岡佑介・池江泰寿)
7-15 プロヴィナージュ(牝3、佐藤哲三・小島茂之)
8-16 メイショウベルーガ(牝3、幸英明・池添兼雄)
8-17 レジネッタ(牝3、小牧太・浅見秀一)
8-18 オディール(牝3、安藤勝己・橋口弘次郎)


3歳世代のレヴェルはダートを除いて牡馬も牝馬も低調・・・
というのが現状での世間での評価のようですが、今のところ
私も大筋で同感です。それだけに実力拮抗、悪く言えば
団栗の背比べということで、ちょっとしたことで着順が大きく
変わってしまいそうなメンバー構成です。高配当の出現確率も
当然高くなる訳で、それが春の大荒れの原因ともなっています。

今回もメンバーを見渡してみると、ざっと数えても10頭前後には
普通に考えて勝つチャンスが十分ありそうに思えますし、
3着内ということであれば殆どの馬に可能性を感じてしまいます。

となれば、ここもヘンに理論立てて予想するよりは、当日の
オッヅを見ながら「馬券に絡むチャンスはありながらも、不当に
低い評価を受けている馬」を見つけて買うのが正解となります。
しかし、金曜の段階ではどの馬がどのくらい人気するのか、
全く予想がつきません。

一方、淀は先週が開幕週でしたが、秋の京都競馬としては時計が
ややかかり気味(と言っても速いことには変わりありませんが)で、
開幕週から展開次第で外差しがビシビシと決まっていました。

発表によれば草丈がやや長めのセッティングになっているようで、
少なくとも先週の時点ではそれがレース内容に反映されていた
というように考えることができそうです。今週の馬場セッティングが
どうなっているかは、土曜のレースを観て確認するしかありません。

この秋華賞は毎年申し上げている通り、淀内回り10F戦としては
差しが決まりやすいレースの代表格です。ただし、昨年のように
実力の抜けている強力な先行馬がいる場合には、差しが届かず
前が残るというパターンに陥る確率は高くなります。

では今年はどうかというと、昨年のダイワスカーレットに該当する
強力な逃げ先行馬がおりません。もしも武豊のポルトフィーノが
出走してきていれば、これがレースを作ることになったと思われます。
しかし、直前になって賞金上位のダート馬が正式に出走表明して
押し出される形で除外。これでレースの輪郭が少しボヤけてきました。

果たして速い逃げ馬が不在でスローの前残りになるのか、或いは
淡々とした流れから各馬の動き出しが速くなって、差しが届く展開になり
秋華賞で起こりがちなズブズブの決着になるのか、このどちらの
シナリオを選択するかで、予想の流れが正反対になることでしょう。

私の読みとしては、
・ハナっ速い逃げ馬は不在だが、先行脚質の馬は多く平均ペース
・軸となる有力馬不在のため、各馬の仕掛けは早くなる
・前が掃除されて中団の馬が差しやすい状況になる
・決め手のある馬ならやや後ろからでも届く
という、混戦の秋華賞にありがちな、後者の展開をベースにしました。

これが裏切られて、4角まで団子の直線勝負という、およそG I とは
思えないようなレースになってしまった場合は外を回した馬が
コースロスで届かず、前残りで大波乱・・・ということになりますが、
今回に限ってはその可能性は低いのではないかと判断します。

あと、枠順ですが、このレースは内枠が不利になることが多いのも
特徴です。過去10年、1枠の馬で馬券に絡んだのは01年勝ち馬の
テイエムオーシャン(2番枠)のみで、2枠まで広げても00年勝ち馬の
ティコティコタック(4番枠)、3枠も05年2着のラインクラフト(5番枠)ただ1頭。

逆に8枠が6回連に絡んでいる他、7枠が3回、6枠が4回と、圧倒的に
外枠有利です。無論、能力の高い馬たちがたまたま多く外枠へ入って
・・・ということもありますが、大波瀾となった99年は12番人気(8枠)の
ブゼンキャンドルが勝ち、2着のクロックワーク(6枠)も10番人気、
昨年7番人気で2着のレインダンスも8枠17番でした。

スタンド前からの発走で、イレ込みやすい牝馬だけに外枠は嫌われる
傾向にありますが(特にシャイニンルビーが外枠でイレ込んで大敗した
02年秋華賞のイメージが色濃く残っているためか)、むしろ内回りで
多頭数になるために、前半で包まれてしまうと内枠のリスクの方が
大きく出るのかも知れません。

ということで、今回は中〜外枠に入った、中団から決め手を使える馬を
中心に考えていきたいと思います。
まずは消し馬から見ていきましょう。

いくら混戦とは言っても、芝で勝ち鞍のない馬は、さすがに割り引きでしょう。
母ピサノガレーのAピサノジュバンは内枠も合わせて引いてしまったため
チャンスは薄いと見ます。

今回、結局出走に踏み切って物議を醸したNプロヴィナージュも芝未勝利。
ラジオNIKKEI賞では着順ほど負けてはいませんが、得意のダートでも
完敗しているユキチャンとの比較でも、芝で逆転できるようにも思えません。

春も勝ち負けにならなかったKカレイジャスミンは関東オークス以来
4ヵ月の休み明け。もともとの能力的に考えてよほどの上積みがないと
苦しい上に、今回は同型多数で苦戦でしょう。先行馬は基本的に軽視します。

さて、このあたりまではさすがに「もし勝ったらビックリ」というところですが、
ここから先はどの馬が馬券に絡んできても驚けない領域に入ってきます。
そんな中で可能性の薄そうなところは消去していきます。ここから先は
判断基準として個人的な好き嫌いも多分に含まれてきますので、ご諒承を。

話題の新人が手綱を取るLアロマキャンドル。スイートピーSでは
弱メン相手に超スローの流れを豪脚一気で差し切りました。差し馬狙い
という今回のコンセプトにはハマります。が、重賞戦線では2桁着順が
続いているように、能力そのものには疑問が残ります。展開がよほど
ハマって着までという感じで、そこまで恵まれた展開になることは
G I だけに考えづらいかと思います。

逃げ宣言しているMエアパスカルは、スローでまんまと逃げられれば
チューリップ賞のような番狂わせの可能性もあるでしょう。ただし、
今回は平均ペースの前提で先行馬には厳しいと見ましたので、かなり
強力な先行馬を除いては、逃げ穴の残る余地はないと判断します。

一時は◎にしようかと思っていたのがIブライティアパルス。混戦・
低レヴェルの秋華賞は00年のティコティコタックのように、夏場で
古馬相手の1000万を勝ってきた馬でも足りるケースがあります。
この馬もここ3走の内容は悪くなく、人気もそれほどないだけに、穴として
狙い目が立ちそうな気もします。しかしながら、この馬も先行脚質。
G I の舞台で同型とやり合った時に敵を全て潰して馬券に残れるか
・・・と考えると、そこまでの器にはないように思えます。先行有利の
流れと判断していれば、かなり重い印を打ったと思いますが・・・。

同じく、重い印を回そうかとまで思っていたのが人気者Gユキチャン。
明らかにダートの方が高パフォーマンスですし、芝の重賞ではまだ
結果が出ていないことから、普通は人気先行として消しがセオリーです。
が、悩んだ点は前走がダートとは言え古馬牡馬オープン相手の重賞戦
だったということ。そこでからっきしだったらまだしも、厳しい流れを先行し
最後まで頑張っています。サラブレッドは強敵と戦った後に相手の
レヴェルが落ちると、突然高いパフォーマンスを発揮することがあり、
その点ではかなり面白いと思ったのと、最後の最後で武豊が回って来た
という点にもツキを感じました。ただ、やはりこの馬まで手を広げてしまうと
他に消せる馬が少ないこともあり、先行脚質を嫌って印を外しました。

フラワーC勝ち馬でオークス4着のCブラックエンブレムは気性的に
調整の難しい馬ではありますが、能力的には上位。前走は道悪で
大敗したものの、良馬場ならば侮れません。ですが、この馬も基本的に
逃げ先行型で、しかも一旦スイッチが入るとどうなるか分からない怖さを
持っています。かと言って、控えてしまうと内枠で揉まれることとなり、
秋華賞では不利な形に陥ります。行き切れれば面白いと思う反面で、
脚質と枠順的にはマイナス要素大と見て消し。

さらにはローズS2着の@ムードインディゴ。こちらも死に目の1枠に
入ってしまった点が、特に差し馬としては割引きでしょうか。おまけに
鞍上は内枠の捌き方の下手さ加減についてはトップクラス。思い切って
前に行く手もあるにはありますが、そうするとこの馬の持ち味である
決め手を殺がれることになります。前が崩れる展開でこそ強い馬という
意味では狙い目かとも思いましたが、この馬については枠で嫌いました。

同じ理由でBソーマジックも今回は見送ります。能力的には桜花賞
3着の実績が示す通り、上位と互角以上に渡り合えます。オークスでも
不利がなければもう少し上の着順だったでしょう。インで揉まれた場合、
差し馬だけに仕掛けの段階で後手を踏む恐れは低くありません。

ローズS勝ち馬のHマイネレーツェルは、前走の勝ちが評価されて
人気になるようならば、積極的には買いたくありません。能力的には
この相手なら勝ってもおかしくないものの、ローズSもレースレヴェルは
今ひとつ。加えて春のフィリーズR同様にかなり恵まれた点があったため、
今回人気が実力を上回るようなら、TRホースと仮定して無印に落します。

さて、春には私を含めて多くの皆さんを「痛い目」に遭わせてくれたのが
Dエフティマイア。フロックは二度続かないとすれば、やはり能力自体は
相当高い馬なのでしょう。ただ、この馬については買い時を逃しているため、
次に買う時は連敗が続いて人気を再びガクンと落とした時と決めました。
昨年は秋口から徐々に調子を落としていった点もやや気にはなります。
主戦が騎乗停止な点も割引き。


ここまで篩にかけて残ったのが

Eレッドアゲート
Fリトルアマポーラ
Jトールポピー
Oメイショウベルーガ
Pレジネッタ
Qオディール

なんか、春とあまり変わり映えしない気もしますが・・・。
(こんな予想をして桜花賞もオークスも外した記憶があります)

この6頭とて、不安要素は多々あります。当日のオッヅ次第では、上で
既に消した馬たちと入れ替えるべき、というケースもあるでしょう。

堅くいくならば桜花賞馬Pレジネッタからかと思います。夏場のクイーンSもローズSもレースレヴェルは高くありませんでしたが、そんな中でも堅実に走って結果を出しているのは強みです。

ですが、この馬はどうしても人気してしまうのは明白で、折角荒れそうなレースで配当の上限を絞ってしまうのは気が引けます。
どうせならば
乗り間違いを起こして4着以下に沈んでくれる方を祈るのが穴党の
生き様でしょう。

オークス1番人気のFリトルアマポーラは夏場に順調さを欠いたようで
ここはぶっつけとなります。過去、ぶっつけで優勝、好走した馬もいますし、
休み明け自体は気になりませんが、順調さを欠いて急仕上げの点は
幾分気がかり。人気が落ちれば積極的に狙ってみたくもなるものの、
そこまでは人気落ちしないだろうと見て軸には取りません。鞍上も
人気馬に乗るとまるで信頼が置けないという特徴があります。
とはいえ、秋華賞ご用達のLyphardが母系に入っているので、これも
近年の秋華賞では強いサンデー父系と合わせて無視まではできません。

オークス馬Jトールポピーは前走が明らかにトライアルモードだけに
ここでの巻き返し必至と見ている方も多いのではないでしょうか。
当然のことながら上位人気には推されるはずで、今更ここから厚く
という訳にもいきません。能力は上位ですが、それほど大きな差が
あるということでもないので、むしろ軽めの印に抑えます。

Qオディールは前走の内容を評価しています。上位3頭は伸びる外目を
通ってのもので、この馬は最も伸びないインを突いて4着まで押し上げて
来ました。本来、重馬場もそれほど巧くなさそうなタイプだけに、こちらも
一度叩いての上積みにはかなり期待が持てます。しかし、どうしても
勝ち切るまでのイメージが湧かず、そこそこの人気には推されるだけに
馬券的な妙味でももうひとつ食指が動きません。

残る2頭から、最初は差し一気型で破壊力のあるOメイショウベルーガを
軸に持ってこようと考えて、今週前半まではそのつもりでいたんですが、
やはり出遅れ癖のある馬に◎を打つのはかなり勇気が要りました。
さんざん悩んだ挙句に、現段階では本命を残る1頭に譲ることに。

それで、懲りもせずにEレッドアゲートに◎。春は力を読み誤ったか、
もしくは馬の状態面が今ひとつだったか、いずれにしても大舞台では
結果を出せませんでした。休み明け前走もエンジンのかかりが遅く3着。
しかし、最後は差を詰めてきており、
相手が弱かったことはともかくとして
レース内容は予定通りといったところです。
今回は決め手が生きる流れに
なりそうな点、叩いた上積みが見込める点、10F戦は3回走って2勝、
3着1回と得意距離にしている点など、買い材料も多く挙げられます。
枠は内目で今ひとつですし、どうせそこそこの人気はするでしょうが、
アタマまで狙えそうな馬ということでこちらを主軸にすることにしました。


3連複1頭軸流し

軸E ⇒ 相手FJOPQ 計10点

3連単1着固定流し

軸E ⇒ 相手FJOPQ 計20点
                           合計30点
posted by 上がり馬 at 18:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月03日

第42回スプリンターズステークス

皆様、ご無沙汰しております。
早いもので、あっという間に秋のG I シリーズの季節が
訪れました。

その前に宝塚の回顧・・・ですが、正直、春のことはもう
思い出したくもない気分です。
軸にしたアドマイヤフジは9番人気で6着と、それなりには
走ってはおりますが、予想としては完全に展開の読み違い。
結局は逃げた馬がそのまま残るレースになってしまっては、
差し重視の予想が空振りに終わるのは必然です。

宝塚に限らず、とにかくこの春は全敗。昨年の暮れのG I で
多少は取り戻した信頼を、また吐き出してしまう羽目に。

言い訳はあまりしたくないのですが、今年に入ってから
仕事があまりに忙しくなり過ぎて、日頃インプットしておくべき
データとイメージが全く備蓄できず、レース直前になって
慌てて復習している状況では、この結果も納得です。

やはり競馬は、1年を通してリアルタイムで観続けていないと、
次のレースのイメージが作れません。「記憶と発想のゲーム」、
それこそが馬券を予想する側の本質ということでしょう。

では、現状がどうかと言いますと、夏前よりもさらに仕事が
過酷になる一方で、レースをじっくり観られるのが夕方録画した
リプレイのみという悲惨な状況です。無論、週中で研究に割ける
時間もほとんどありません。

これでは予想に自信を持てる訳もなく、秋のG I はおめおめと
ギヴアップさせていただこうかとも思ったのですが、ここで一旦
緊張を緩めてしまうと、二度と復帰できそうもないと覚悟を決め、
恥を忍んで引き続き印を打たせていただくことにしました。
はっきり言って秋も全敗覚悟ですが、死力を振り絞って
戦い続けますので、生あたたかく見守ってやってください。


ということで、まずは秋の短距離王決定戦からです。
金曜午前中現在、5日の天気は曇りで、降水確率40%。
良から稍重想定です。


1-1 アポロドルチェ(牡3、勝浦正樹・堀井雅広)
1-2 ファイングレイン(牡5、幸英明・長浜博之)
2-3 ジョリーダンス(牝7、内田博幸・堀宣行)
2-4 プレミアムボックス(牡5、三浦皇成・上原博之)
3-5 シンボリグラン(牡6、福永祐一・畠山吉宏)
3-6 スピニングノアール(牡7、蛯名正義・長浜博之)
4-7 カノヤザクラ(牝4、小牧太・橋口弘次郎)
4-8 ウエスタンビーナス(牝5、郷原洋司・鈴木康弘)
5-9 トウショウカレッジ(牡6、池添謙一・池添兼雄)
5-10 エムオーウイナー(牡7、柴田善臣・鹿戸雄一)
6-11 スズカフェニックス(牡6、横山典弘・橋田満)
6-12 タニノマティーニ(牡8、吉田隼人・須貝彦三)
7-13 ビービーガルダン(牡4、安藤勝己・領家政蔵)
7-14 スリープレスナイト(牝4、上村洋行・橋口弘次郎)
8-15 キンシャサノキセキ(牡5、岩田康誠・堀宣行)
8-16 タマモホットプレイ(牡7、石橋脩・南井克巳)


香港のSacred Kingdomが参戦していれば、まず間違いなく
今年も外国馬に持っていかれていたのではないかと思いますが、
幸か不幸か故障で回避となったので、日本馬同士の戦いと
なりました。

ここ数年、地盤沈下の激しい国内のスプリント路線ですが、
ここへ来て漸く新しい力が台頭してきて、メンバー自体は
興味深い組み合わせになって、馬券的な楽しみも多少は
膨らんだと考えています。

以前は先行有利という基本はありつつも、ハナっ速い逃げ馬が
揃った年はしばしばオーヴァーペースとなり、コース形態がら
差し追込みもビシビシ飛んで来ることが多いレースでした。
ところが、ここ2年は逃げ馬がそのまま逃げ切るレースが続き、
特に昨年は行った行ったの決着になってしまっています。

また、外国馬の参戦がなかったことにより、極限のスピード勝負
というよりは、横一線からの決め手比べになる確率も少なからず
あると思われます。上位から下位までそれほど実力差がないだけに、
ちょっとしたことで紛れが生じる可能性も少なくありません。

そう考えて顔ぶれをみていくと、打とうと思えば12〜13頭くらいに
印を回せそうな印象です。軸を1頭に絞って、それが人気薄ならば
手広く流す、というのもひとつの作戦でしょう。

現時点では各馬の人気の度合いが分からないので、ひとまずは
6、7頭に絞り込んでいきますが、オッヅに応じて手広く流すか、
場合によっては軸を変更することも考慮に入れておきます。

過去データの能書きについては毎年同じようなことを述べているので
あまり詳しく触れずに、早速消し馬から入らせていただきます。
時間もそれほどないので・・・。


Oタマモホットプレイは5年連続の参戦。そして毎年同じ理由で
無印にしていますので、今年も以下同文で無印。とはいいつつも
昨年はなんだかんだと自己最高の5着まで着順を上げてきました。
特に道悪が得意という訳でもありませんが、時計のかかる馬場に
なった場合には、一応は注意というくらいにとどめておきます。

Iエムオーウイナーも昨年(殿負け)に続いての参戦になります。
春には同コースのオーシャンSで2着と、中山では案外侮れない
ベテランではありますが、オーシャンSは大本命馬が事故で中止、
他のメンバーはひと山いくらというレヴェルで、この相手と比べることは
さすがにできません。ペースのカギを握る1頭ながら、強力同型も
何頭かいるだけに、それらを潰して生き残るのは至難です。

春に同コースで準OP→OP特別を連勝しているGウエスタンビーナス。
今回もエムオーウイナーらとともに展開のカギを握ることになるでしょう。
ただし、この2勝はいずれもかなりの弱メン。展開的に恵まれた点は
否定できません。しかも今回は同型に強いのがおり、楽に逃がして
くれる可能性は極めて低いと思われます。あっさり掃除されてしまうと
ここ2戦のような大敗を喫してしまうでしょう。

さて、今回はもうこのあたりから絞込みが難しくなってきます。

斤量有利の3歳馬からは@アポロドルチェが参戦してきました。
アイビスサマーダッシュではカノヤザクラから0.1秒差の3着、
前走は馬群の中から抜け出せず、見せ場を作れませんでした。
実力的には人気ほどの差はなく、それで人気薄ならば馬券妙味は
十分ですが、基本的にはダートホースと見ています。7秒台の
スピード決着になった時に対応できるかどうか、微妙なところ。
3歳馬は一昨年、最低人気のタガノバスティーユが3着に入って
高配当の立役者となり、昨年は3歳牝馬が優勝と、ここ2年で
それまでの「3歳不利の定説」が覆されているだけに、一概に
侮るのは危険かも知れませんが、芝のG I で通用するまでの
器には映っていません。

キーンランドCではレコード勝ちであっと言わせ、古豪健在を
アピールしたKタニノマティーニ。強行参戦したセントウルSでも
直線で不利を受けながら6着に踏ん張っており、この馬も流れ
ひとつで上位の可能性を秘めています。意外なことに中山への
遠征はこれが初めてで、適性については何とも申し上げられません。
ただ、過去に阪神で3勝しているように、坂を苦にするという訳では
なさそうです。ただ、それ以外は全て北海道シリーズでの勝利と、
基本的には時計のかかる重い芝が得意なタイプ。今の中山は
比較的速い時計が出ている点が気になって、今回はヌケに。
それでも、あまり人気が下がるようならば押さえておきたい馬です。

ここへ来て重賞連勝で本格化著しいFカノヤザクラは、以前なら
平坦向き・一本調子の馬と片付けていましたが、さすがに今では
簡単に無視する訳にはいきません。今回も上位人気の一角でしょう。
ここへ来て安定感も増している印象があります。坂のコースも
前走は阪神で勝利しているため、特に不安があるということも
ありません。この馬を外すのは勇気が要りますが、今回は敢えて無印。
稽古の内容を見ると、夏連戦してきた疲労がやや出始めているのでは
・・・と感じた点のみがマイナスで、それで人気するならば思い切って
嫌ってみます。

もう1頭、人気どころのJスズカフェニックスは、鞍上が武豊ならば
ノータイムで消しにしていたところですが、凱旋門賞でサムソンと
パートナーを組むために、今回は横山典JKに乗り替わり。これで
かなり怖くなって印を回そうかと迷いました。しかし、結局は無印で
来られたら仕方ないと割り切ります。中山1200は展開次第で差しが
十分届くというのは上で申し上げた通りながら、人気の差し馬に
積極的に手を出すのは、馬券セオリー的に避けたいです。まして
出遅れ癖もあるだけに後手を引いたらほぼアウト。人気ほどの信頼は
置けない、という最終判断をくだしました。

春は同コースで重賞勝ちのあるCプレミアムボックスも、上記の通り
オーシャンSはアクシデントもあって、相手にも恵まれました。その前の
準オープン勝ちのメンバーもかなりの低レヴェルで、その他の戦績も
函館スプリントSの4着が目立つくらいです。中山適性を過大評価して
印を回すよりは、点数を減らしたいと考えてヌケにします。

末脚魅力のHトウショウカレッジも、前に行くと前走のようにあっさりと
タレてしまうことが証明されました。やはりこの馬は後ろで溜めてナンボ
という馬で、今回は自分の競馬に徹するものと思われます。しかし、
中山の短い直線を外から差して来るイメージはなく、過去の好走も
内枠に偏りが出ています。内枠を引けなかったら消そうと思っていたので、
ここは残念ながら無印に降格しました。


さて、ここまでで残ったのが

Aファイングレイン
Bジョリーダンス
Dシンボリグラン
Eスピニングノアール
Lビービーガルダン
Mスリープレスナイト
Nキンシャサノキセキ

の7頭。
やっとそこそこ絞れてきたので、このあたりで馬券を作りたいと思います。

普通に考えれば春の短距離王で前走一度叩いての変わり身必至の
Aファイングレイン、前走重賞2着で勢いのあるLビービーガルダン、
最大の上がり馬Mスリープレスナイト、やっと本格化の気配が見えている
Nキンシャサノキセキ、この4頭の争いで、中でも安定感だけで言えば
Mスリープレスナイトかな・・・と思ったのですが、下手をすれば1番人気と
なりそうなG I 初挑戦の牝馬に◎を打つのは、私の矜持が許してくれそうに
ありません。

他の3頭ならLビービーガルダンが人気面で面白そうに思えて、馬券は
ここから入ろうかと思っていますが、正直どのくらい人気するのか読めず、
また、相手が人気馬だと配当的な妙味もそれほど期待できません。

Aファイングレインは人気が落ちれば面白いところですが、今のファン達は
研究しているので、逆に狙って来る人が多そうです。

Nキンシャサノキセキは、外枠を引いてしまったために、いつまた暴走を
始めるか、分かったものではありません。

どの馬が勝ってもおかしくはありませんが、どれも人気の割には
不安要素も少なからず持っているため、この4頭は全て相手に回します。

なので、残りの3頭から軸を選んでみようと思います。しかしながら、
これまた新鮮味と信頼感には欠け、どれも軸というよりはヒモタイプ。
来ない時はどこにもないような馬ばかりです。

その中から妙味で選べばEスピニングノアールでしょうか。近走着順は
冴えませんが、中山コースでは3勝。前走も後方から追い上げ、着順こそ
I着でしたが、勝ち馬からは0.9秒差で上がりが33.1秒とメンバー最速。
年齢的な衰えはないと見ます。

同じく、中山得意のBジョリーダンスは今回人気薄だけに、鞍上の
思い切った騎乗に期待できます。

Dシンボリグランも前走重賞2着ながら、それほど高い評価には
なっていないので、あまり人気がなければ中山適性の高さで買い。

この3頭で迷った挙句に、結局3頭それぞれを軸にして3連複を流す
・・・という、かなり煮え切らないプランに落ち着きました。コンセプトは
内枠の人気薄差し馬が3着に届く・・・ということですが、どれが来るか
(あるいはどれも来ないか)は、その時の展開のアヤが大きく左右しそうで、
それをきっちり推理するのは至難と判断しました。

当日のオッヅやパドック気配を含めて、狙えそうもない馬は軸から外す
というオプションつきで、現状では以下の通り。


3連複1頭軸

軸E ⇒ 相手 ABDLMN   15点
軸D ⇒ 相手 ABLMN     10点
軸B ⇒ 相手 ALMN       6点        合計31点

のっけから大外しする予感がヒシヒシとしてきました。
posted by 上がり馬 at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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